日本ツアーで実感「もうベテランの域に…」 畑岡奈紗が“勝率5割”誇る国内メジャー
◇国内女子メジャー◇ソニー日本女子プロゴルフ選手権大会 事前(8日)◇片山津ゴルフ倶楽部 白山コース(石川)◇6755yd(パー72)
畑岡奈紗が開幕2日前の練習ラウンドを一緒に回ったのは38歳の有村智恵、そして19歳のルーキー鳥居さくらだった。「すごく飛距離も出ていて、まだ19歳っていうところに驚き…。もう真ん中くらいの年齢に…というか、ベテランの域に来てしまっているんだなっていうのは感じました」と笑う。主戦場の米ツアーでは10年目を迎える27歳。ふとしたタイミングでキャリアの積み重ねを実感する。
昨年「サロンパスカップ」(11位)、「ツアー選手権リコーカップ」(6位)と2試合を戦った国内メジャーでの戦績は通算8戦4勝と圧倒的だ。4度の出場でアマチュア時代を含む3勝と2位が1回の「日本女子オープン」はもちろん、本大会も唯一の参戦だった2019年に優勝。兵庫・チェリーヒルズゴルフクラブで記録したトータル270ストロークは当時の大会レコードで、後続に8打差をつける圧勝だった。
2015年に日本女子オープンを開催したときも観戦に訪れた片山津GCで、7年前とはひと味違った戦いになると感じる。「前回もラフはすごく長かったけど、もう少し見た目が広い印象だった。(今週は)木が高かったり、囲まれている感があって少し狭く感じてくる」。米ツアーでは比較的ワイドなコースが多く、きっちりと林でセパレートされた18ホールと対峙する機会は少ない。長いラフのプレッシャーも視覚に影響を与えているという。
その分、飛距離面で手応えを感じている1Wショットに頼り過ぎない組み立てが求められそう。「6番とか7番とかミドルアイアンで(狙うときに)ラフに入ってしまうと、さすがに厳しい。ホールに合わせて外していいところと、突っ込んでいいのかなというところを分けながらやっていきたい」。連日の雨でソフトになったグリーンコンディションも踏まえ、メリハリを利かせて攻めるプランを練る。大前提として、米国のゴルフ場に比べてフェアウェイのボールが浮いて見える芝質への警戒もおこたらない。
主戦場のスケジュールの合間を縫ったスポット参戦でも「やっぱり結果を求めて、優勝を目指して頑張っていきたい」と力強い。同じ米ツアーから計11人の日本勢が名を連ねる強力なフィールドも闘志をかき立てる。「7年前とかと比べると米ツアーに参戦している人数ももちろん増えているし、全体的なレベルもすごく上がっていると感じる。しっかりそれについていけるように」と存在感を示すプレーを誓った。(石川県加賀市/亀山泰宏)