「歯がゆいラウンド」 凱旋2戦目の桑木志帆は悔しい3位も心境に変化
◇国内女子◇CAT Ladies 最終日(23日)◇大箱根CC(神奈川)◇6657yd(パー72)◇曇り(観衆2551人)
海外メジャー「AIG女子オープン(全英女子)」覇者・桑木志帆は7位から出て、通算10アンダー3位に順位を上げて大会を終えたが、表情は少し曇っていた。「1番(パー5)でしっかりバーディを取れたので、きょうもしっかり伸ばせるかなと思ったけど、ボギーが来てしまったので悔しい。なかなか歯がゆいラウンドでした」と、この日唯一のボギーだった4番に唇をかんだ。
2オンさせた1番(パー5)でバーディを奪い好スタートを切った。3番(パー3)でも5m弱を沈めたが、4番の3パットボギーで流れを止めてしまった。難度の高いインコースは「この3日間の中で一番すんなり回れた」と振り返るほどチャンスを作れた一方、グリーン上で仕留め切れなかった。4バーディ、1ボギーの「69」でトップに3打及ばなかった。
それでも、全英女王として国内を戦う感覚には変化があった。凱旋初戦だった前週「NEC軽井沢72」では、周囲から向けられる視線や期待をプレッシャーに感じて初日から出遅れた。「(前週は)周りから見られて、注目されることが結構のしかかっていた感じだった」とカットライン上で予選通過を果たし、42位で終えた。
それが今週は「全然緊張はなくて、最初から集中してゴルフができていました」と言う。「慣れたっていうのもあるし、その注目を逆に自分のパワーに変えられるようになった」と、全英V後の戦い方を見つけつつある。
今回で73.33ポイントを積み上げ、年間ポイントレースでの独走状態は揺るがないが、「まだメジャーもいっぱいあるし、4日間競技もある」と気は緩めない。
次週「ニトリレディス」(北海道・釧路カントリークラブ鶴居東C)に出場した後は1週のオープンウィークを経て、9月の国内メジャー第2戦「日本女子プロ選手権」(片山津GC白山C /石川)に備える予定だ。「(今週のような)積み重ねってすごく大事だと思うので、コンスタントに成績が出せるようにこれからも頑張りたい」と、次戦を見据えた。(神奈川県箱根町/安平賢太郎)