2026年 CATLadies2026

「みんながいる中で勝てたのは自信」 吉田鈴の価値ある2勝目

2026年 CATLadies2026 最終日 吉田鈴
吉田鈴が今季2勝目をあげた

◇国内女子◇CAT Ladies 最終日(23日)◇大箱根CC(神奈川)◇6657yd(パー72)◇曇り(観衆2551人)

後続に1打差をつけて迎えた最終18番(パー5)。吉田鈴は「ちょっと緊張していた」という残り97ydの3打目をPWで30cmにピタリとつけた。難なくバーディ締めで飾った2勝目は、初優勝した6月「ヨネックスレディス」と同じように両手を高々と掲げ、笑顔でギャラリーの拍手に応えた。

2026年 CATLadies2026 最終日 吉田鈴
初優勝した時と同じポーズ

首位から出たこの日は前半9ホールをすべてパーとした。伸ばせない時間が続いても「最終日のバックナインでいいプレーをした人が勝つと思っている」と焦りはなかった。

折り返しの10番で3mのスライスラインを沈めて最初のバーディを奪うと、「キーホールだった」という16番では勝利を大きく引き寄せる3mのフックラインを沈めてバーディ。「2パットで上がれればベストだと思っていたけど、結果的には入ってくれた。優勝する選手って、そういうことがあると思うので。きょうはツイてた一日でした」と、大会レコードに並ぶ通算13アンダーで飾った2勝目を淡々と振り返った。

2026年 CATLadies2026 最終日 吉田鈴
持ち前の勝負強さが光った

大一番で力を出せることは、自身でも長所のひとつだと思っている。プロテストは4度目の挑戦で合格したが、「プロテストを通る時やQT(最終予選会)の時も、本当に大事なところでギリギリ通ってきた。それが私の勝負強さなのかなと思っている」。初優勝以来、自身2度目の最終日最終組で意識したのは平常心だという。

「フラットな状態で波ができないように意識している。技術がちゃんとしていれば、どんな精神状態でも打てると思っている」と、緊張する場面でもいつもと同じ一打を打てるだけの技術を求めている。

2026年 CATLadies2026 最終日 吉田鈴
2勝で満足するつもりはない

今回の1勝は初優勝とはまた違う重みがある。「ヨネックスレディス」は海外メジャー「全米女子オープン」と同週開催で、昨季年間女王の佐久間朱莉、菅楓華、桑木志帆ら当時の年間ポイントランキング上位10人のうち8人が不在だった。

今週は海外メジャー「全英女子オープン」覇者の桑木ら上位勢がそろうフィールドで頂点に立った。「みんながいる中で勝てたというのは自信になる」と笑顔でうなずいた。

2026年 CATLadies2026 最終日 吉田鈴
尊敬する姉に負けていられない

海の向こうでは、姉・吉田優利も米女子ツアー「CPKC女子オープン」で3日目を終えて首位と6打差の2位につけている。日本ツアー4勝を挙げた姉について、「22、23歳でアメリカに行って国内メジャーも取っている。一流の選手だと思っている」と敬意を隠さない。

ただ、いつまでも“姉を追う妹”でいるつもりもない。「勝利数で選手の価値が決まるというのも分かるんですけど、私は勝つ大会にこだわりたい。メジャーとかでいずれ勝てるようにしたい。まだまだゴルフ人生は長いですし長い目で見ていかないと。引退した後に、どれだけ皆さんに拍手をもらえるかだと思っている」。クールな22歳は、より大きな舞台での一勝を思い描いている。(神奈川県箱根町/安平賢太郎)

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