トップは桑木志帆 “次戦2位”で5人が逆転可能? 国内女子ツアー年間女王レースは大混戦

桑木志帆-菅楓華-佐久間朱莉-荒木優奈-永井花奈-河本結
シーズン第20戦を終えた時点でのメルセデスランキング上位6人。桑木志帆(左上)がトップを走る

2026年の国内女子ツアーは前週「大東建託・いい部屋ネットレディス」でシーズン37戦中20戦を消化した。メルセデスランキング(MR)の年間女王レースは桑木志帆が現在トップを走っているものの、6位の河本結までわずか109.91pt差。3日間大会の単独2位(120pt)、4日間大会の同3位(135pt)で逆転可能な状況にある。メジャー最終戦「AIG女子オープン(全英女子)」が開催される今週はオープンウィーク。「北海道meijiカップ」(8月7日開幕)で再開される残り17戦、勝負の後半戦を前に混戦模様をおさらいする。

首位・桑木の1277.05ptは過去最低ペース

2026年 日本女子ツアー 第20戦終了時のメルセデスランキングトップの選手とポイント
年間レースがメルセデスランキングに移行してから今季は5シーズン目

ランク1位の桑木は1277.05ptを獲得している。これは年間レースの指標が賞金から累計ポイントにシフトした2022年シーズン以降、20試合消化時点で最も少ない。また1000pt以上獲得している上位勢は2位・菅楓華1258.92pt(桑木と18.13pt差)、3位・佐久間朱莉1256.29pt(20.76pt差)、4位・荒木優奈1198.69pt(78.36pt差)、5位・永井花奈1190.28pt(86.77pt差)、6位・河本結1167.14pt(109.91pt差)だ。

過去の同時点でのトップは、2025年が佐久間の1486.48ptで2位の山下(国内出場1試合のみで全英女子優勝などメジャーで1170.33ptを稼いで1231.99pt)とは254.49ptの差があった。24年の山下は1867.90ptで2位の竹田麗央と142.39pt差。23年の山下は1874.95ptで2位の申ジエ(韓国)とは152.95pt差。22年の西郷真央は1581.20ptで2位の山下とは40.39ptの僅差だったが、3位の稲見萌寧とは294.47pt差。“トップと6位が約110pt差”はやはり異例だ。

混戦理由その1:いまだ残る山下、竹田、ツインズ離脱の影響?

小祝さくら
故障から復帰した小祝さくらのランキングは現在34位

トップの獲得ポイントは23、24年が1800pt超(いずれも山下)で、25年は1500pt弱、今年は1300pt弱へと下降した。24年の年間ランク1位の竹田、2位の山下、3位の岩井明愛、5位の岩井千怜と、4位の小祝を除くトップ5中4人が25年に米女子ツアーに主戦場を移した。新天地でも早々に優勝した実力者4人の不在が2年目になっても影響していそうだ。

混戦理由その2:ロケットスタートの佐久間&菅が足踏み

吉田鈴
吉田鈴はヨネックスレディスで待望の初優勝を飾った。ランクは10位で後半戦へ

今季は佐久間、菅がロケットスタートを決めた。佐久間は開幕戦から3試合で優勝、2位、2位。菅は開幕5戦を6位、優勝、2位、3位、4位と駆け抜けた。しかし、2人ともその後に安定して好成績を残しながら2勝目がない。

桑木は直近6戦で2勝、4位3回と一気に調子を上げた。また荒木は0勝ながら4日間大会で3度の2位、永井も1勝と同じく4日間大会で3度の2位。河本は国内メジャー「サロンパスカップ」と4日間大会で計2勝。上位勢は安定しているとはいえ、突き抜ける選手がおらず、全体の調子の波がダンゴ状態につながっている。

全英女子で一気に動くか?

桑木志帆 佐久間朱莉
桑木、佐久間はエビアン選手権に続いて全英女子に出場する

MRのポイント配分は優勝ptで国内の3日間大会=200pt、4日間大会=300pt、国内メジャー=400ptに比べ、海外のメジャーは800pt、単独7位でも3日間大会優勝と同じ200ptと飛び抜けて多い。メジャー最終戦の全英女子にスポット参戦する桑木、佐久間、菅、荒木、永井の結果次第でMRが動いて後半戦に入る可能性がある。

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