あと1打届かずも復調の光 稲垣那奈子が感じたツアー2勝目への手応え
◇国内女子◇アース・モンダミンカップ 最終日(29日)◇カメリアヒルズCC(千葉)◇6699yd(パー72)◇曇り時々雨(観衆1051人)
決めれば追いつく最終18番での7mのバーディパットは無情にもショートした。今季初勝利を狙った稲垣那奈子は、わずか1打届かず通算11アンダーの2位。25歳は「本当に悔しい」とストレートに思いを吐露した。
前日の日没サスペンデッドにより、この日は第3ラウンドの残りを含め計30ホールを回った。パク・ヒョンギョン(韓国)と首位に並んで迎えた最終ラウンドでは一時単独首位にも立った。それだけに悔やんだのが終盤の16番。第2打をグリーン左に外し、1.5mの下りフックラインを決められず。勝負所で痛恨のボギーを叩いて後退し、「悪い方の緊張はなかったけれど、絶対にしちゃいけないボギーだった」と振り返った。
ツアー初優勝した昨年の「リゾートトラストレディス」に続く勝利はお預けとなったが、光明が見えた一戦にはなった。プロ3年目の今季は「富士フイルム・スタジオアリス」での5位が唯一のトップ10。とりわけ直近3試合はすべて予選落ちと苦しんでいた。練習ルーティンを変更するなど、試行錯誤を経て臨んだ本大会。「凄くいろんないい意味でリセットされた。ちゃんとゴルフしている感じがして、凄く楽しい4日間だった」と顔を上げる。
メルセデスランキングも74位からシード圏内の41位まで浮上した。「このままコツコツやっていけば、上位にいけるんだなと思えた」。惜敗ではあったが、ツアー2勝目へと向かう確かな一歩となった。 (千葉県袖ケ浦市/中村文香)