2026年 ニチレイレディス

出場できる「全米女子プロ」を回避してでも… 菅楓華が海外挑戦前に築きたい“土台”

2026年 ニチレイレディス 初日 菅楓華
好発進に白い歯がこぼれる菅楓華(Yoshimasa Nakano/Getty Images)

◇国内女子◇ニチレイレディス 初日(19日)◇袖ヶ浦CC・新袖C(千葉)◇6590yd(パー72)◇晴れ(観衆3081人)

今季も安定した強さを誇る菅楓華が、この日も序盤から波に乗った。前半2番でバーディ発進すると、続く3番では「すごくきれいに入りました」とピンまで112ydをPWで放った2打目でショットインイーグルをもぎ取った。

先週「宮里藍 サントリーレディス」はショットの不調をパッティングで補い6位で4日間を終えた。今週はパッティング以上に「ショットが良かった」と18ホール中15ホールでパーオン。1イーグル4バーディ、1ボギーの「67」でまとめ3打差3位で初日を終えた。

メジャー初出場となった2週前の「全米女子オープン」で痛感した。「私はショットが得意だって思っていたので、それが向こう行って全然通用しなくて…。ほんとにレベルの低さに気づいた。得意なショットがこんなに違うんだなって」と予選通過に1打及ばず世界の壁を肌で感じた。帰国後はショットの修正を急ピッチで進めた。「今週は特にショットがすごく大事なコース。こんなにすぐに(練習の成果が)発揮できるとは思ってなかった」と手ごたえをにじませた。

菅は次週のメジャー第3戦「KPMG全米女子プロ選手権」(ミネソタ州ヘーゼルティンナショナルGC)で、5月25日時点の世界ランキング70位以内(当時49位)で出場資格を持ちながら、敢えて回避。同週の国内ツアー「アース・モンダミンカップ」に出ることを選んだ。「今年は海外メジャーに挑戦するっていう思いもあったので、ちょっと難しい判断ではあったんですけど、やっぱり日本で頑張って、土台を作ってっていう考えが開幕からあったので、アースを選びました」と胸の内を明かした。

土台作りのための目標について「まず(国内で)年間3勝をあげること。去年は初優勝できたんですけど、複数回優勝ができなかったので。それとやっぱり日本のメジャーを取って、(3年)シードを取ってアメリカに行きたい」と話した。

今季はツアー12試合に出て、トップ10入り8度は佐久間朱莉と並ぶ最多。すでに国内ツアーを代表する一人になりつつある。開幕2戦目の「台湾ホンハイレディス」で1勝を挙げて「去年よりはいい流れかなと思うんですけど、やっぱりここから落ちていくっていうのが自分の課題なので、そこは去年より成長したい」と油断はない。揺るぎない土台を築いた先に、世界への航路を開くつもりだ。(千葉市若葉区/安平賢太郎)

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