2026年 富士フイルム・スタジオアリス女子オープン

稲垣那奈子「何やっても悪いイメージ」から“吉兆”のコース記録タイ

2026年 富士フイルム・スタジオアリス女子オープン 初日 稲垣那奈子
不振から一転…首位発進を決めた稲垣那奈子 (Atsushi Tomura/Getty Images)

◇国内女子◇富士フイルム・スタジオアリス女子オープン 初日(10日)◇石坂ゴルフ倶楽部(埼玉県)◇6580yd(パー72)◇曇り(観衆2781人)

最終18番で1.5mのパーパットを沈め、ギャラリーから拍手を浴びた。稲垣那奈子がボギーなしの7バーディ「65」でプレー。安田祐香(2025年)、阿部未悠(24年)に並ぶトーナメントコースレコードタイで首位発進を決めた。「すごくショットが安定していて、自分が獲りたいホールで獲れて良い流れのままでいけた」と振り返った。

今季はここまで5試合をプレーして4試合で予選落ち。第2戦の「台湾ホンハイレディース」2日目には「88」の大たたきを喫し、11ラウンドの平均スコアは76.7273で全体85位と散々たる結果だった。「何をやっても悪いイメージがあった。きょうこんなスコアが出たのもなんでなんだろうと。先週と何が違うのかもわからなかった」。それでも一転、今季初のノーボギーで、リーダーボードの一番上に名前を刻んだ。

グリーン上での工夫も結果につながった。3週前の今季3戦目「Vポイント×SMBCレディス」では、長尺と通常長さの2本のパターをバッグに入れていた。「手が動かないわけじゃないから長尺じゃないと打てないわけじゃないけど、なかなかショートパットが決まらなかったので」。この日は通常パターのみでプレーしたが、ティオフ前の朝の練習場では長尺との“二刀流”で感覚を確かめる。

「長尺を使うことで体を使うことを感じる…みたいな。それを自分の体に落とし込んでから短いパターを使う」。出だし1番(パー5)は2m、2番(パー3)は1.5mにつけて連続バーディでスコアを伸ばすなど、26パットに収めた。

25年の安田、24年の阿部はともに優勝と“吉兆”に映る滑り出し。「そんなに自分に自信を持てる感じじゃないけど、地に足をつけて自分ができることをひとつずつやっていけたら」。昨年「リゾートトラストレディス」以来となるツアー2勝目を地元・埼玉で成し遂げたい。(埼玉県鳩山町/玉木充)

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