「日本で一番勝ちたい大会」 永峰咲希が30歳で“ホームコース”自己ベスト「67」
◇国内女子◇アクサレディスゴルフトーナメントinMIYAZAKI 2日目(28日)◇UMKCC(宮崎)◇6539yd(パー72)◇晴れ(観衆3421人)
最終日を首位と2打差5位で迎える永峰咲希は宮崎出身で、20年近く前、小学生の頃からUMKCCに世話になってきた。ジュニアの大会でプレーし、コースすぐ近くの宮崎日大高に通った。2014年のプロテストに合格するとスポンサー契約を結んでもらい、現在も関係は続いている。「コースは裏の裏まで知ってます」と豪語する“ホームコース”だが、それが即好スコアにつながるとは限らない。
アマチュアだった13年から出場12度目、前日までの28ラウンドでベストスコアは17年大会初日の「69」が最高だった。「全部知ってるからダメな場所もわかる」と豊富な知識に邪魔をされて、思うプレーができなかった部分があった。「このコースは“どうぞどうぞ”っていうホールと耐えなきゃいけないホールがはっきりしていて。そのメリハリがようやくできるようになったかなって感じはあります」という。
この日は違った。ボギーなしの「67」でベストを更新した。5個のバーディのうち、最高だったのはパー3の7番。横長グリーンの左手前に切られたピンへ。7番アイアンで実測143yd先のピン手前エッジにキャリーさせ、カップをなめるように右奥1.5mにつけた。「今までなら8番アイアンで振りちぎって何とか、という形だったと思うけど、7番アイアンを開いて思い切り高い球を打てました」と満足そうに解説した。
2020年の国内メジャー「日本女子プロ選手権」を含む3勝を挙げ、プロ13年目を迎える。「先週まで硬いグリーンが続いていたから“引き算のゴルフ”ばかりだったけど、今週は違いがあります」。ジュニア時代のフェードをプロでドローに替え、再びフェードへ戻し、より質の高い球筋を求めてきた。コツコツと技術を磨いてきた30歳がようやく「日本で一番勝ちたい大会」を本気で狙える最終日を迎える。(宮崎市/加藤裕一)