初日はパー4で「9」を打ったけど… 永峰咲希が粘りの「72」で10位浮上
◇日台女子ツアー共催◇台湾ホンハイレディース 2日目(13日)◇オリエントG&CC(台湾)◇6720yd(パー72)◇晴れ時々曇り(観衆1408人)
耐えていればいいこともある。予選2日間で通算アンダーパーが佐久間朱莉だけ。永峰咲希は空前の我慢大会の戦い方を実践し、パープレー「72」で42位から10位に浮上した。
初日の前半14番で「9」を叩いた。2023年「ブリヂストンレディス」第2ラウンドの6番(パー5)に続く2度目で、1ホールの「+5」はプロ13年目、国内ツアー通算368試合(アマチュア10試合を含む)目にしてワースト。初日の難度1位のホールとはいえ、2打目の風を読み違えてグリーン奥のブッシュに突っ込み、空振りの2打があり、バンカーにも入れた。本人いわく「8オン1パットの“ガッツ9”」だった。
肝心なのは切り替えだ。「セカンドもショットのミスじゃないし…」とネガティブにならず、スコアは4バーディ、3ボギーと「+5」で「76」。「なんだ。“9”がパーなら1アンダーじゃん」と自分勝手なポジティブ解釈が反撃を呼ぶことになる。
この日はうそみたいな幸運が2度あった。8番で右ラフに曲げたティショットが木の裏へ。2打目は木に当たって右に跳ね、グリーン右手前のがけ下へ。ところが前方の視界は広く、打てるライにあり、3打目を1.5mに寄せられた。9番はティショットを左斜面の林に打ち込み、ロストボールかOB覚悟で暫定球も打ったのに、捜索時間切れ寸前にボールが見つかった。レイアップ後の3打目をピンそば2mへ。前日の「9」と“行って来い”のようなナイスパーを続けた。
400yd超のパー4が3つあり、16番(パー3)は208ydと距離のメリハリが効いている上に「すっごい狭いけど狙える場所がわずかにある」というグリーン。強さと向きがころころ変わる風も吹きつける。最優先事項は「まずパーを拾えるマネジメント」。何が起きるかわからないコースで通算4オーバー、トップと7打差は“大けが”があったと思えぬ折り返しになった。(台湾・桃園市/加藤裕一)