2026年 台湾ホンハイレディースゴルフトーナメント

7番でただ一人「奇跡のバーディ」 “大会の顔”河本結が見せたビッグプレー

2026年 台湾ホンハイレディースゴルフトーナメント 2日目 河本結
“大会の顔”として過ごす4日間

◇日台女子ツアー共催◇台湾ホンハイレディース 2日目(13日)◇オリエントG&CC(台湾)◇6720yd(パー72)◇晴れ時々曇り(観衆1408人)

前半7番グリーンでピンまで20mの距離をボールが駆け上る。フック、そして最後にわずかなスライスが入り、ボールがカップに消えると河本結が万歳ポーズで喜んだ。「奇跡のバーディでしょ?」

ピンまで実測174ydのティショット。風速10mを優に超えるアゲンストを踏まえ、195yd打つ計算で3番ユーティリティを握ったが、150ydしか飛ばなかった。そして残った超ロング・バーディトライ。「それまでにそのぐらいの距離を2度打って、めっちゃショートとめっちゃオーバーしていて。“次は寄るだろう”ってつもりで打ったら…」。三度目の正直は、この日の7番でただ一人のバーディとなった。

2026年 台湾ホンハイレディースゴルフトーナメント 2日目 河本結
7番で「奇跡のバーディ」を決めた河本結

今大会は「奇跡」の1つぐらいあってもいい。日台ツアー共催の新規大会とあって、事前に大会のテレビCMが台湾でオンエアされていた。その中で日本勢の“顔”として河本に白羽の矢が立った。2月13日から1泊2日で現地入り。「撮影は5時間もあったのに、流れるのはちょっとだけで」と苦笑いするが、役割を果たした充実感はある。

今季の目標は「ダントツで年間女王になること」だ。同じテーマを掲げた昨季は年間ポイントランクでキャリアハイ3位となったものの、フラストレーションが残った。「一昨年、昨年とカットのボールしか打てず、飛距離がどんどん落ちてしまった」。ドライバーで体感的に10~15ydのダウン。元来フェードヒッターではあるが「捕まったフェード」を打てないと、女王争いなんて…。このオフは「最終的に考えるのも、打つのも自分だから」とトレーナーと契約せず、独学でスイング修正に取り組んだ。歩き方、姿勢から「軸」を意識して毎日を送った。4月ぐらいには満足いく形になりそうな手応えがある。

強烈な風、うねるグリーンで全体のスコアが伸び悩む中、3バーディ、4ボギー1ダブルボギーの「75」。通算5オーバーまでスコアを落としても、22位から13位に浮上した。「今年は一日一日をゴルフと全力で向き合って過ごします」。残り2日も“大会の顔”として、我慢強くトップを追う。(台湾・桃園市/加藤裕一)

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