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ダンロップが圧倒優勝ギアのシェア調査／女子ツアー編

2023/12/26 09:10

全38試合の優勝ギアを調査した（写真は2023年JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ）

全38試合が開催された2023年の国内女子ツアー。5勝をあげた山下美夢有が2年連続の年間女王に輝き、岩井明愛、岩井千怜の姉妹が計5勝とシーズンを盛り上げた。

38試合で計532本のクラブが勝利に貢献したことになる。各大会の優勝者が使用していたギアのメーカー別シェアを、8部門（ドライバー、シャフト、フェアウェイウッド、ユーティリティ、アイアン、ウェッジ、パター、ボール）に分けて調査してみた。

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1Wはピンがトップ優勝ギアのシェア調査／男子ツアー編

◆ドライバー：ダンロップ3割超

山下美夢有はダンロップと契約（写真は2023年リコーカップ）

ドライバーは年間女王の山下、メルセデスランキング5位の櫻井心那が使用するダンロップ（住友ゴム工業）が36％で2年連続トップ。山下は「スリクソン ZX5 Mk II」を1年を通して愛用した。

2位のキャロウェイに続いて、岩井姉妹が契約するヨネックスが前年の6位から3位に浮上した。

＜メーカー別シェア（全38本）＞
36％（14本）ダンロップ
21％（8本）キャロウェイ
13％（5本）ヨネックス
7％（3本）テーラーメイド、ピン
5％（2本）ヤマハ
2％（1本）ブリヂストン、アキラプロダクツ、タイトリスト

◆シャフト：藤倉コンポジットがトップ

ヨネックスと契約する岩井明愛（写真は2023年リコーカップ）

ドライバーのシャフトは山下らが使用する藤倉コンポジットが前年53％から39％にシェアを落としたが首位を守った。櫻井らが使う三菱ケミカルは2位と変わらなかったが、ここでも岩井姉妹が使用するヨネックスが13％で3位に食い込んだ。

＜メーカー別シェア（全38本）＞
39％（15本）藤倉コンポジット
28％（11本）三菱ケミカル
13％（5本）ヨネックス
10％（4本）USTマミヤ
2％（1本）ピン、グラファイトデザイン、日本シャフト

◆フェアウェイウッド：テーラーメイドが2位に浮上

申ジエはクラブ契約フリー（写真は2023年TOTOジャパンクラシック）

フェアウェイウッドは昨年に続きダンロップが1位。前年4位だったテーラーメイドが2位につけ、稲見萌寧や申ジエ（韓国）らが「ステルス2」を使用しランク上昇を支えた。

＜メーカー別シェア（全71本）＞
38％（27本）ダンロップ
18％（13本）テーラーメイド
15％（11本）キャロウェイ
9％（7本）ヨネックス
8％（6本）ヤマハ
7％（5本）ピン
2％（2本）プロギア

◆ユーティリティ：ピンとテーラーメイドが2位

鈴木愛はピンと契約（写真は2023年リコーカップ）

契約プロの山下や小祝、青木瀬令奈らが使用するダンロップが前年同様に過半数に迫る勢い。2位に鈴木愛が使用するピンと、申が使うテーラーメイドが続いた。

＜メーカー別シェア（全66本）＞
43％（29本）ダンロップ
12％（8本）ピン、テーラーメイド
7％（5本）キャロウェイ
6％（4本）ヤマハ
4％（3本）ミズノ、タイトリスト
3％（2本）ブリヂストン、アキラプロダクツ、ヨネックス

◆アイアン：ミズノが2位キープ

稲見萌寧はミズノのアイアンで今季1勝（写真は2023年TOTOジャパンクラシック）

ダンロップはここでも不動の1位。西郷真央、原英莉花、稲見が使用したミズノが前年に続いて2位を守った。ヨネックスは17％で前年6位から3位に浮上した。

＜メーカー別シェア（全209本）＞
39％（82本）ダンロップ
18％（38本）ミズノ
17％（36本）ヨネックス
5％（12本）ヤマハ
5％（11本）ピン
4％（10本）キャロウェイ
2％（6本）ブリヂストン
2％（5本）テーラーメイド、アキラプロダクツ
1％（4本）タイトリスト

◆ウェッジ：ダンロップが5冠

青木瀬令奈も愛用するグラインドスタジオ（写真は2023年富士フイルム・スタジオアリス女子オープン）

ダンロップのウェッジブランド、クリーブランドがトップで5冠を達成した。岩井姉妹の活躍に伴い、ここでもヨネックスが躍進して2位。青木も愛用する地元群馬のグラインドスタジオが5番手につけた。

＜メーカー別シェア（全110本）＞
34％（38本）クリーブランド（ダンロップ）
14％（16本）ヨネックス
13％（15本）キャロウェイ
9％（10本）タイトリスト
5％（6本）グラインドスタジオ
4％（5本）ミズノ、ピン
3％（4本）ゾディア
2％（3本）テーラーメイド、ブリヂストン、アキラプロダクツ
1％（2本）本間ゴルフ