チャンスは消えていない！後半の巻き返しで最終日に望みを繋いだ有村智恵

これが、今季5勝を挙げた選手の強さなのだろう。「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」3日目、有村智恵が見事なカムバックで優勝戦線に踏みとどまった。

この日の有村は、2番パー5でグリーンサイドのラフからのアプローチを寄せ切れずにボギーとすると、3番では2mを外し、4番では3パット、5番でも3mのパーパットを決めきれずに4連続ボギーとしてしまう。

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「短いパットが入らずに、気持ち悪い外し方をしたので悪いイメージが残ったけど、このコースなら4ボギーはありえるし、“（ボギーを）使い切ったから、もう大丈夫”と思って切り替えました」と振り返る。

9番でバーディを奪って折り返すと、13番でもバーディ奪取。15番のチップインバーディで完全に勢いを取り戻した。17番、そして最終18番でも3mのバーディパットを沈めた有村は、後半「32」。前半の出遅れを取り戻す「71」で3日目を終え、首位と6打差の8位タイへと盛り返した。

「凄く良い終わり方が出来たし、この位置だと1打で順位が大きく変わる。トップとは6打差だけど、今日の飯島さんみたいに伸ばせるチャンスはあるし、明日は明日の風が吹く。今日の後半のようなゴルフが出来れば、いけると思います」と、絶好の流れで最終日を迎える。有村が逆転で賞金女王になるには優勝が最低条件。目指すところは、シンプルだ。