渋野日向子（左）はアマチュア2人と同組で楽しくプレー

◇国内女子◇樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメント 2日目（29日）◇武蔵丘GC（埼玉）◇6550yd（パー72）

初日を上回る6602人のギャラリーが詰めかけた会場で最も多くのギャラリーを引き連れた渋野日向子。一緒に回ったのは、いずれもアマチュアの手塚彩馨（佐久長聖高2年）、小俣柚葉（代々木高2年）だった。

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次週にタイで「アジアパシフィックアマチュアゴルフ選手権」も控える手塚は、通算4オーバー58位とカットラインに1打届かなかった。「最初は緊張したけど、皆さんが応援してくれて、すごく楽しく回れた」と話す。

ラウンド中は渋野の方から話しかけてくれることも多く、「すごすぎる人ですが、笑顔で気さくに話してくれて、本当に回りやすかった。ああいう選手になりたい」と憧れの気持ちを強くした。

親目線？で手塚彩馨（左）のショットを見守る渋野日向子

「スタンレーレディスホンダ」、「富士通レディース」に続き、今月だけで3試合目のマンデートーナメント突破となった小俣も6オーバー74位と予選通過を逃したが、「同組ですごくうれしかった。渋野選手のプレーを見て、次につなげたい」と前を向く。

大観衆の前で貴重な経験を積んだ2人はもちろん、渋野にとっても有意義な1日となった様子。積極的に話しかけたことは「プロの世界も楽しい世界なんだよ、というのを知ってほしかった」思いからだと明かす。「自分がお姉ちゃんといいますか、親目線といいますか…いいところを見せなきゃというのが、今日は特にあった」と笑い、後半に巻き返しての予選通過で面目を保った。（埼玉県飯能市／亀山泰宏）