上田桃子は今季国内初戦に臨む

◇国内女子◇Tポイント×ENEOS ゴルフトーナメント 事前（17日）◇鹿児島高牧CC (鹿児島)◇6419yd（パー72）

2019年大会（大阪・茨木国際GC）覇者の上田桃子がインコースを確認した。「要所、要所でミスを誘うようなロケーションが多い。警戒しながらやっていきたい」と、今季国内初参戦となる大会を見据えた。

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国内開幕戦と同週だった3月初旬の米女子ツアー「HSBC女子世界選手権」（シンガポール・セントーサGC）で13位。大会2日目にホールインワンも達成も、「アプローチ、パターは良かったが、ショットがまだしっくりきていない」。帰国後は新型コロナウイルス感染拡大防止のための隔離期間を経た。

ツアーでは16勝を挙げている35歳のベテランだが、今季の目標は国内メジャー初優勝だ。

「毎年メジャーで勝ちたいと思っていても、あと少しのところで勝てない。ただ、メジャーを取れていないことでこうやって頑張ってくることができた。逆に勝てたときには、若いうちよりも、喜びも倍増するのではないかな」

メジャーは全38試合中4試合（※）で、3年シードも与えられる。5月「ワールドレディスチャンピオンシップ」（茨城・茨城ゴルフ倶楽部）が1試合目となる。

新しいパターも好感触

今季から新たに投入したパター「オデッセイ トライ・ホット 5K ONE」も「自分のイメージと近い。転がりとか、打感も自分のイメージに近い」と好感触だ。

「私が米国（2008年～13年）にいたとき以上に距離が伸びている選手も多いし、このシチュエーションでここに打てるかと思う選手がいた」とシンガポールでも大きな刺激を受けた。主戦場でも悲願を成し遂げたい。（鹿児島県姶良市／玉木充）

＜※国内メジャー日程＞
5月5日開幕「ワールドレディスチャンピオンシップ」（茨城・茨城ゴルフ倶楽部）
9月8日開幕「日本女子プロゴルフ選手権大会」（京都・城陽カントリー倶楽部）
9月29日開幕「日本女子オープンゴルフ選手権」（千葉・紫カントリークラブすみれコース）
11月24日開幕「JLPGAツアーチャンピオンシップ」（宮崎・宮崎カントリークラブ）