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1打差で最終日へ 勝みなみにとって大きな存在は…

◇国内女子◇リゾートトラストレディス 3日目(29日)◇セントクリークGC (愛知)◇6605yd(パー72)

首位と5打差の6位から出た勝みなみが6バーディ、3ボギーの「69」で回り、通算8アンダー2位に浮上、1打差を追って最終日を迎える。今週はキャディを務める母・久美さんが大きな存在。普段から感情を「ためこみがち」とあって「不安になったときはポロッとこぼして、『大丈夫だよ』って励ましてもらっています」と精神的な支えとなっている。

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今年、久美さんにバッグを託すのは今大会で2度目。「母がいてくれているからこそ順調にゴルフができている」と感謝する。

2019年にツアー3勝目をつかんで以降、白星から遠ざかっている。昨年11月の「樋口久子 三菱電機レディス」では首位から出た最終日に5打差を逆転されて惜敗した。その後も優勝争いになかなか食い込めず、今季は6度の予選落ちと低調だった。

それでも、4月の予選会で海外メジャー「全米女子オープン」(6月3~6日/カリフォルニア州オリンピッククラブ)への出場権を獲得。その直前の試合で「自分のことを一番分かってくれている」と久美さんに全幅の信頼を寄せることに。その母はアップダウンがある今大会の舞台も苦にせず、「私と同じ日程でトレーニングしていて、昨日は33ホールを回ったけどケロッとしていた」という。

身近だからこそ吐ける弱音がある。「悔しい時は泣きたい。泣きたいけど泣かない。一人でも…泣かずに我慢しちゃう。『泣いたらスッキリするよ』と言われるけど…」。そんな性格でも、母になら「言いやすい」と打ち明ける。

技術面ではショットのスイングで意識改革をしている。「クラブが返ってこないでそのまま右にプッシュする球を一番出したくないんですけど、練習ラウンドの時に円を描くような、外からゆっくり回してくるイメージでインパクトするというのをやったら出にくくなった」

3ボギーのうち2つが3パットとグリーン上では苦戦しているが、「いいパットもたくさんあって先週より良くなっている」。不安から「自信」へと変わってきた。(愛知県豊田市/石井操)

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2021年 リゾートトラスト レディス



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