2014年 上田桃子が日本ツアー復帰後初優勝

米国での戦いを経て、国内で3年ぶりに勝利を挙げた

神奈川・大箱根CCでの「CAT Ladies」最終日、上田桃子が3年ぶりとなる国内ツアー10勝目を飾った。首位に3打差の2位から5バーディ、1ボギーの「69」（パー73）をマークして逆転優勝。前日トップの森田理香子との争いを最終ホールで制した。

上田は2007年に年間5勝で賞金女王に輝き、翌08年に米ツアーに本格参戦。6年間の在籍中、優勝は日本での11年「ミズノクラシック」だけで海外での1勝が遠く、この14年に日本ツアーに復帰した。

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「アメリカでは、自分にないものを補っていくという“足し算のゴルフ”をしていた。常に何かを求めていて、自分が何を持っているか散漫になっていた」という葛藤の日々。「補う作業は自信をなくす。正直、今年は捨てようと思って、自分の土台を固めようと考え直した」。失った自信を母国で取り戻す過程でのタイトル獲得だった。

この年は11月の「樋口久子 森永レディス」で2勝目を挙げるなど、復活への足掛かりとなるシーズンになった。

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