「無観客」の雰囲気にも苦しんだというアン・ソンジュ（提供：KLPGA）

◇韓国女子◇KLPGA選手権◇レイクウッド（韓国）◇6540yd（パー72）

無観客の「KLPGA選手権」で、世界に先駆けて再開した韓国ツアー。日本で4度の賞金女王に輝いたアン・ソンジュは3日目で敗退したが、翌17日にZOOMを通じて日本の記者団の取材に応じた。

＜＜　下に続く　＞＞

「試合をできたことはうれしかったです。選手の安全のために、こんなにやっていただけてありがたかった。無観客は練習ラウンドと言うとちょっとおかしいが、その雰囲気でやっていると感じました。すごく慣れなかった」

駐車場からクラブハウスに入るまでに体温を計測し、37度以上の人は入室が許されなかった。家族の付き添いも不可。室内では必ずマスクを着用し、何度も消毒を行った。プレー後は他の選手と握手ではなく、ひじを突き合わせた。「結構、大変だったが、みんな守っていました」。徹底した感染防止策の中で試合は進められた。

日本ツアーへの思いも募る（提供：KLPGA）

試合は通算2オーバー77位で、最終日に進めなかった。「コースセッティングが難しかった。グリーンも硬かったです」と母国のメジャー設定に苦しんだ。日本ツアーの再開は早くても6月25日からの「アース・モンダミンカップ」（千葉・カメリアヒルズCC）となる。

「試合が決まれば、早めに日本に行きたい。韓国も日本も大変ですが、自分ができることを守って、コロナに負けないように、早く乗り越えていい姿でいいプレーを見せた」と意気込んだ。