大会2勝の宮本勝昌。今年は9年ぶりの「全英」出場もかかる

◇国内メジャー◇日本ツアー選手権森ビル杯 事前（5日）◇宍戸ヒルズカントリークラブ（茨城県）◇7387yd（パー71）

日本タイトルの行方とともに注目されるのが、大会終了時点の賞金ランキング1位に付与される7月の海外メジャー「全英オープン」（北アイルランド・ロイヤルポートラッシュGC）の出場権争いだ。有資格者は対象から除くため、現時点では3位のブレンダン・ジョーンズ（オーストラリア）が出場権争いの1番手に立っている。

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ジョーンズの今季賞金は約2700万円。今週の優勝賞金は3000万円のため、すべての選手に一発逆転の可能性はゼロではないが、日本勢でもっとも近い位置にいるのが約266万円差の4位につける46歳の宮本勝昌だ。今週の14位以上がジョーンズを上回るための最低ライン。出場となれば、2010年大会（スコットランド・セントアンドリュース）以来9年ぶり2度目となる。

昨年までの上位2枠から、1枠に減ったことは知らなかったという宮本。「特にないですが、結果的に行ければそれでいいと思っています。自分の好きな大会なので上位争いはしたい」と、意識を過去2勝（2001年／ホウライCC、2010年／宍戸ヒルズCC）している得意大会に集中させた。

ブレイク中の大槻智春は地元で初メジャー出場を決められるか

また、2週前の「関西オープン」でツアー初優勝を飾った賞金ランク8位の大槻智春が日本勢の2番手につけている。約980万円差のジョーンズを逆転するには今週で3位以上が最低条件となるが、「行けたら光栄だけど、これまで通りまずは30位以内を目指したい」と冷静だ。チャンスをうかがいつつ、地元・茨城県で初の海外メジャー出場権を狙う。（茨城県笠間市／塚田達也）

＜全英オープン出場権争い＞
賞金ランク／選手名／賞金 （★印は有資格者）
1／★ジャズ・ジェーンワタナノンド／44,847,663円
2／★浅地洋佑／30,970,672円
3／ブレンダン・ジョーンズ／27,140,300円
4／宮本勝昌／24,481,000円
5／★池田勇太／23,951,400円
6／マシュー・グリフィン／22,546,400円
7／★今平周吾／19,406,522円
8／大槻智春／17,297,900円
9／★ガン・チャルングン／15,495,280円
10／星野陸也／13,940,000円
11／★藤本佳則／13,281,080円
12／★／パク・サンヒョン／12,995,333円
13／Y.E.ヤン／12,891,000円
14／★チャン・キム／12,664,000円
15／小田孔明／12,406,250円