宮里優作が4位でスタート。右手首の白い腕時計は超高級品！

国内男子ツアー「三井住友VISA太平洋マスターズ」が12日（木）、静岡県の太平洋クラブ御殿場コースで開幕。7バーディ、1ボギーの「66」で回った宮里優作が首位のバッバ・ワトソンに3打差の6アンダー4位タイで滑り出した。

例年よりもソフトなグリーンでスタートした初日。「逃げないように」という攻めの気持ちが、後半の爆発を呼んだ。6mを沈めた2番から4連続バーディ。6番（パー5）で2打目を池ポチャさせてボギーを叩いたが、続く7番（パー3）ですぐにバーディを取り返した。ティショットはフェアウェイキープ率35.71%と安定感を欠いたが「攻めるべきところは攻められた。6番で池に入れたのも逃げずにいけた結果」。バーディ合戦に後れを取るわけにはいかなかった。

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スコアの伸ばし合いをいきなりリードしたのは、大会の目玉選手であるワトソン。宮里とマスターズチャンピオンとをつなぐキーワードはその手首にある。ワトソンのスポンサーであるスイスの高級腕時計メーカー、リシャール・ミル社と宮里は今春に契約を結んだ。

ワトソンは宮里優作も契約する腕時計ブランド、リシャール・ミル社の顔だ

スイング時のスピードや衝撃に耐えうる素材を使った自慢の時計は、宮里のモデルが約1200万円相当。対してワトソンのモデルは約4500万円という。2人は今大会直前の9日に都内で行われた同社のチャリティイベントにも参加。宮里はワトソンについて「（会話の中で）ハンバーガーが好きとか言っていたけれど…。今年は相当気合いが入っていると思った」という。

理詰めでゴルフを展開する宮里にとって、ワトソンのプレースタイルは魅力たっぷり。「一緒に回ってみたい。めちゃめちゃ球を曲げて、遊ぶように、“本能系”のプレーをする。僕もその引き出しを増やしたい」。そのチャンスは2日目以降の出来にかかっている。（静岡県御殿場市／桂川洋一）