今年から見てもらっている谷コーチとスイングチェックを行う上井邦浩

国内男子ツアー「コカ・コーラ東海クラシック」が開催される愛知県の三好カントリー倶楽部の所属プロ上井邦浩が、9度目の挑戦を行う。2008年大会で4位に入る活躍を見せたが、それ以外はトップ10入りを果たすこともできていない。

今季の上井は国内での開幕戦が2位、第2戦が3位と好成績を続けた。しかし、メジャー初戦の「日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯」からは4試合連続で予選落ちになるなど、急激に不調となった。

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「開幕戦のころは気持ち良く振れていたのですが、ミドルアイアン以上の長いクラブが良くないですね。フィーリングがちょっとずれていました」。今季入る前のオフシーズンからスイングチェックをしてもらっている谷将貴コーチに、プロアマ戦のラウンド後にチェックを受け、試合に向けた最終調整を行った。

先週も予選落ちとなった上井は、日曜日には三好に戻ってハーフラウンドをこなした。そして、月曜日はオフにあててヨガ教室に顔を出した。「かみさんの知り合いでインストラクターの方がいるので、興味本位で体験しました。そしたら、それがすごくきつくて（笑）。1つのポーズで30秒とか、ヨガは呼吸がすごく大変なので、ゴルフにも生かせると思います。自分はプレッシャーがかかった場面などで、呼吸が浅くなってしまうので、そういう時にこそヨガで覚えた深い呼吸を試したい」。

地元、さらにはホームコースでの大会ということで、周囲の期待値は高い。「プレッシャーの上積みをしないでくださいよ（笑）。でも期待されないよりは、期待された方が良いし、自分なりにがんばります」と話す上井。ヨガの呼吸を忘れずに4日間戦いきることはできるか。（愛知県みよし市／本橋英治）