16番でもトラブル発生！ 何とか3Wで窮地を脱出するもボギーとする

国内男子ツアー「中日クラウンズ」3日目を、通算イーブンパーの31位タイで迎えた石川遼。快晴、微風の好コンディション、大勢のギャラリーが石川組の後を追い、2日目の失速を巻き返すには絶好のステージが整えられた。だが、この日の石川は2番パー5、3番パー4とティショットを大きく右に押し出し、あわやOBというトラブル続き。2番はパーとしたが3番でボギー、さらに6番パー4でも3メートルを外してボギーとし、苦しい立ち上がりとなる。

9番、10番の連続バーディで息を吹き返すかに見えたが、初日にワンオンに成功し、バーディを奪っている左ドッグレッグの16番パー4で再びトラブルが。この日はワンオンを狙わずに右の花道の方向へ狙いを定めたが、「ダウンスイングの途中で力が入ってしまった。フックは100パーセントダメなのに、ここでフックを打ってしまった僕のミス」と、3番ウッドで放ったボールは想定より大きく左へ。ボールは隣接する12番ホール右奥の茂みに転がり落ちるピンチを迎える。

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ボールは打てる位置にあったものの、前方には枝葉が密集した植栽が阻む最悪のシチュエーション。「あんな状況は初めてだったけど、下に15センチくらいの空間があった」と、再び3番ウッドを手に取り、低い弾道で何とか脱出。最終的には4オン1パットのボギーとし、そのままホールアウト。この日2バーディ、3ボギーと1ストローク落とし、通算1オーバーの43位タイに後退する結果となった。

初日の好発進から一転、2日目、3日目と苦戦続きの石川。「最後まで縮こまったゴルフをせず、思い切ったプレーをしたい」。最終日も大勢のギャラリーを引き連れてのラウンドが予想されるが、寄せられる高い期待にプレーで応えることができるか。