予選落ち→ラウンドリポート 宮里優作が週末にマイクを握る理由
◇国内男子◇フォーティネットプレーヤーズカップ 3日目(24日)◇成田ヒルズCC(千葉)◇7105yd(パー71)◇雨(観衆983人)
ムービングデーの最終組のロープサイドに、宮里優作の姿があった。手にしていたのはクラブではなくマイク。日本テレビで放送の生中継でラウンドリポーターを務め、雨の中で首位争いの様子をお茶の間に届けた。
そもそも宮里は前日まで選手としてプレー。あいにく通算10オーバーの93位で決勝ラウンドに進めず週末に時間ができた。昨年、産声を上げたジャパンゴルフツアー選手会主催の大会は「実は(出場する)選手会理事の中で、予選落ちした選手がリポーターをやろうと決めていた」という。「そうしたら、予選落ちしたのは僕だけで…」
気心の知れたプレーヤー同士、そして広く尊敬を集める人柄もあって、欧米ツアーの一部大会の中継のようにラウンド中の選手にインタビューを実施。単独首位に立つ藤本佳則からは「今の若い選手は本当にうまいですよ。飛んで曲がらない」とベテランとしての言葉を引き出した。
宮里自身は「本来は試合中に声をかけるのは心苦しい。みんながOKできるとは思えないし、僕が聞かれる立場だったら難しい」のが本音だという。選手会がリードする形を取ったトーナメントだからこそ実現した施策でもある。(千葉県栄町/桂川洋一)