ツアー史上最大の54歳差 16歳・加藤金次郎が70歳レジェンドとの競演に「しっかり吸収したい」
◇国内男子◇ジャパンプレーヤーズチャンピオンシップ by サトウ食品 事前(1日)◇西那須野CC(栃木)◇7036yd(パー72)
16歳の加藤金次郎はペアリング発表前日に驚きのニュースを目にした。「Yahoo!ニュースで見たんです。ああいう形でリクエストしていただけたのはすごく光栄」と話したのは、永久シード保持者で70歳の倉本昌弘からの同組ペアリングへのラブコール。倉本が「話題になれば」と希望して実現した54歳差の組み合わせは、2006年「マンシングウェアオープンKSBカップ」の53歳差(伊藤涼太と杉原輝雄)を上回るツアー史上最大差となる。
昨年9月に15歳139日の最年少でプロ宣言した加藤は、2週前の下部ACNツアー「i Golf Shaper Challenge in 筑紫ヶ丘」で同ツアー最年少優勝(16歳44日)を果たし、一躍注目を浴びた。
ツアー通算30勝を誇る倉本の現役時代のプレーは「あまり見たことなくて…」という世代。70代の選手とラウンドする機会もほとんどなく、「おじいちゃんが75歳で、一緒に回ったのが7、8年前くらいかな」と話す。それだけに日本ゴルフ界を長くけん引してきたレジェンドとの18ホールを心待ちにする。「ほんとに日本のスターというか、昔から世界で活躍されている選手っていうイメージ。試合でどういうゴルフをされるかなとか、試合中ではあるけど話す機会があったらしっかり吸収したい」
今大会の出場権は2週前の優勝でつかんだ。プロアマ戦で会場を訪れたこの日も、多くの選手や関係者から「おめでとう」の声が届いたが、視線はすでに次へ向いている。「将来的には世界で活躍することが目標ですし、倉本さんのように永久シードを取りたいという気持ちもある。ACNツアーで勝っただけで満足することはないですし、もっともっと上を目指してやっていかないといけない」と気は引き締まっている。
例年バーディ合戦となる今大会は「池が絡んでいるホールが多かったり、グリーンの傾斜も強くて、すごく攻略性のあるコース。順位とかスコアっていうよりは、まず自分のプレーをして、それに勝手にスコアがついてくるような1週間にしたい」。レジェンドとの2日間を、さらなる成長の糧にする。(栃木県那須塩原市/安平賢太郎)