早大4年の22歳アマが堂々デビュー 小原アレクサンダー力が“100点”の「68」
◇国内男子◇~全英への道~ミズノオープン 初日(28日)◇ JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部(岡山)◇7480yd(パー72)◇曇り(観衆910人)
初めてのレギュラーツアーの舞台で、22歳は一打一打を心から楽しんでいた。早稲田大4年の小原アレクサンダー力(りき)は、前半7番で下り6mのスライスラインを強気にねじ込むと右こぶしを握った。4バーディ、ボギーなしの「68」で上々のデビュー。得意とするパットに加え、トレーニングで強化してきた平均290ydのドライバーショットもスコアメークを後押しした。
「今日は100点のゴルフだと思っていて、自分がここまで戦えているのはめちゃくちゃ自信になっています」。4アンダー25位の滑り出しに、うれしそうにはにかんだ。
東京出身の小原のゴルフとの出会いは10歳のころ。いまは亡き父が連れていってくれたのがゴルフ場だった。中学2年時には競技に打ち込むために渡米。IMGアカデミーなどで腕を磨き、帰国後の9月に早稲田大に入学した。時期がずれたことで、ゴルフ部では1学年上の日本アマ覇者・中野麟太朗らと同じ代として切磋琢磨してきたという。昨年は国内ツアー出場権を懸けたQTに挑戦したものの2次で敗退。「ゴルフに一年専念しよう」と腹を決め、現在は大学を休学して競技に打ち込んでいる。
日本ゴルフ協会の登録名は「小原 力」だが、日本ゴルフツアー機構には「小原 アレクサンダー 力」で登録。2年前に下部ツアーに出場する際に、氏名登録でミドルネームの欄があったため記入した。周囲から「目立つからいいね」と言ってもらえたことがうれしかったと笑う。ロリー・マキロイ(北アイルランド)に憧れ、「世界で活躍できるように」と将来的には世界最高峰の米ツアーで戦うことを夢見る。
まずはアマチュア予選会を突破してつかんだこの舞台で結果を残したいところ。「2日目もアンダーパーで回ってまずはローアマチュアを。予選を通ったら、(上位3人に与えられる)全英の出場権を獲りたいと思っています」。22歳の挑戦は、まだ始まったばかりだ。 (岡山県笠岡市/中村文香)