男子ツアー初日はどうだった? 青木瀬令奈が体感した“早さ”と気にした“音”
◇国内男子◇前澤杯 MAEZAWA CUP 初日(23日)◇MZ GOLF CLUB(千葉)◇6652yd(パー72)
女子プロゴルファーの青木瀬令奈が男子プロの伸ばし合いに食らいついた。前半6ホールまでに3バーディを奪取。7番(パー3)でダブルボギーを喫したが、続く8番(パー5)、9番の2連続バーディで取り返した。「71」は女子選手ではツアー史上初のアンダーパーとなったが、「去年だったらオーバーだった」と満足にはあと一歩及ばなかった。
今年は大会側の“バーディをたくさん獲ってほしい”という意向により、総距離は昨年と同じままパー70→72に変更された。青木はプレー中、アンダーパーで回る意識は「全くなかった」という。心掛けたのは「まずはもう迷惑をかけないように。サクっと、良くも悪くもテンポよくやろうと思っていた」。毎回のドライバーショットで約100yd置いて行かれ、常にセカンドオナーになる状況で、同組の宮里優作、細野勇策を気使った。
「やっぱり男子ツアーはすごくテンポが早い。前半も2時間を切るペースでしたし、女子ツアーとの違いを感じた。去年、菅沼(菜々)が言っていた『テンポが早くなった』というのはこういうことか」と後輩の言葉を身をもって体感した。普段と違うルーティンになっても、「逆に良かった。考えすぎていたかなというところもある」と発見もあった。
もう一つ、気にしていたのは“音”だという。「“変な音”は出せないなって。選手は(ショット時の)音で『いい音している、誰だろう?』ってなる。そこに持っていきたい」とプロゴルファーとしてのプライドを見せた。24年の両足親指付近の種子骨の骨折でヘッドスピードが落ちていたというが、「今年の女子ツアーで戦ってきた感じよりは結構アグレッシブに。自分の中では力感しっかり目に振った」と思い切りよくプレーできた。「優作さんと、勇策くんのプレーを見ながら勉強になったし、今後に生かせる部分はすごくたくさんあった」。あと3日間、33歳の好奇心は尽きない。(千葉県睦沢町/石井操)