ハーフ29を知ったのはホールアウト後 石川遼は75位スタートから優勝争いへ
◇国内男子◇バンテリン東海クラシック 2日目(3日)◇三好CC西コース(愛知)◇7300yd(パー71)◇曇り(観衆2494人)
石川遼が前半から猛烈な勢いでバーディを積み上げた。出だし1番はティショットが右ラフに飛んだが、下2.5mにつけてバーディ発進。2番(パー5)も1mを沈めて連続とした。
8番(パー3)は右9mのスライスラインを沈めて拳を握り、ギャラリーから歓声を浴びた。前半アウト(パー35)で6バーディを奪い、「29」で後半インに進んだ。「29というのはホールアウトするまで知らなかった。前半パー35というのを忘れていた」。2010年「中日クラウンズ」最終日でマークした「58」の再現を期待させる圧巻の前半だった。
それでも、後半インのティオフまでは1時間の“待機”があった。「前後半のつながりは自分の中ではなく、10番から新たな気持ちになった。後半ティショットがブレたし、前半は後半と違う日として処理してしまっていた」。結果的に良い流れをリセットしてしまった。
11番はティショットを左のバンカーに入れるなどパー。続く12番(パー5)は平均スコア4.66とこの日最も難度が低かったが、3打目をバンカーに入れるなどパーにとどまった。13番(パー3)は下15mからファーストパットを2mオーバーし、3パットのボギーをたたいた。「ちょっとずつボロ出た」と言うが、トータルは7バーディ、1ボギーの「65」。初日75位から通算5アンダー11位にジャンプアップした。
プレーオフ惜敗した2週前の「ANAオープン」はツノ型のパターを使っていたが、今週はマレット型を投入した。「感触は良い。難しいコースだとロングパットのタッチがキーになる。そこをあわせていきたかった。ラインの読みはなかなか難しいが、そこもうまくなれるようにしたい」と満足顔だ。
トップと3打差で週末に進む。「すごく楽しみ。少しずつ良い内容になってきているので、また気持ちを切り替えて」。次週は日本開催の米ツアー「ベイカレントクラシック」(神奈川・横浜CC)も控える。今季初優勝となるツアー21勝目で勢いをつけたい。(愛知県みよし市/玉木充)