18ホールを終え、力強い握手を交わす石川遼とジャンボ

石川遼や池田勇太、丸山茂樹、尾崎将司ら豪華な面々が、14日（月）に千葉県の東千葉CCで開催された「第11回GMAプロ・アマチャリティーゴルフ～武勇伝カップ」に出場した。今大会はジュニアゴルファー育成基金へのチャリティを主旨とし、石川は一昨年の第9回大会以来、2度目の出場となった。

石川はこの日、師と仰ぐ尾崎と同組でのラウンド。石川は一昨年も尾崎と同組で回り、「その縁でオフにジャンボさんのお宅に行くようになって、練習をさせてもらうきっかけになったイベント。今年も楽しみにしていました」と回想する。今年も「ピンが奥や手前のときに、ショートアイアンで突っ込み切れない課題について聞こうと思っていた」と目論んでいた石川だが、この日はショットが絶好調。アイアンショットはことごとくピンに絡み、10バーディ、ノーボギーの「62」というビッグスコア。師匠に課題を聞きそびれるほどの好調ぶりだった。

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「聞こうと思いましたが、調子が良かったので…。ジャンボさんと一緒にいるだけで開眼しちゃった感じですね」と笑顔を見せる石川。一方の尾崎も、愛弟子の好調ぶりに「今は、もう何も言うことはないよ。来年は（海外）メジャーも今年より多く出ると思うけど、今やっていることを向こうでちゃんとやればいいだろう。あとは気持ちの問題だけ」と目を細めていた。

尾崎は続ける。「18歳で賞金王はすごい事だと思うし、恐らく抜かれることはないだろう。非常にすごいことだと思う」。36年前に自身が達成した最年少賞金王記録（26歳）を、大幅に更新した18歳を見守る目は温かい。来シーズンも、この師弟コンビの話題は事欠きそうに無い。