赤いウェアは勝負服

◇国内男子◇カシオワールドオープン 3日目（25日）◇Kochi黒潮CC（高知）◇7335yd（パー72）◇晴れ（観衆2087人）

「きょうが勝負の一日」と、今季3勝目を挙げた「マイナビABCチャンピオンシップ」最終日と同じ、赤いウェアを選んだ。中島啓太が6バーディ、1ボギー「67」で回り、26位から9位に浮上。賞金王を今週決めるという強い思いは、揺るいでいない。

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3日目は“裏街道”の10番（パー5）からティオフ。3mのバーディパットを決めて滑り出したこの日は、「伸び伸びできた」と順調にスコアボードを駆け上がっていった。

2つ伸ばして入った後半は、1番でバーディが先行。4番、6番と1m前後につけてもう2つ伸ばし、通算8アンダーでフィニッシュ。「いい流れで伸ばせた」と振り返ったが、欲を言えば「あと2つか3つ、可能性があった」と満足しきれない部分もある。

「67」で首位と2打差

パーで終えた7番（パー5）は、難度15位のチャンスホール。フェアウェイからの第2打をグリーン手前まで運んだが、「風でグリーンが硬くなっていて、すごく滑ったような感じだった」とピンをオーバーして2パット。最終9番も「137ydだったのでもう少しピンを狙いたかったけど、セーフティに行って、ただのパーで終わってしまった」と悔いが残った。

2打差に迫ったトップタイグループには、約4033万円差で賞金ランク2位から追って来る金谷拓実が入っている。「トップにいるのが金谷さんなので、自分が勝つしかない」。あすは最終組に入った金谷を、3組前から追いかける。（高知県芸西村／谷口愛純）