歴代覇者のひとりとして2年ぶりに国内開幕戦に臨む金谷拓実

◇国内男子◇東建ホームメイトカップ 事前（29日）◇東建多度カントリークラブ・名古屋（三重）◇7062yd（パー71）

2月のアジアンツアー「インターナショナルシリーズ オマーン」で海外ツアー初優勝を飾った金谷拓実が、2年ぶりに国内ツアー開幕戦に出場する。前回の2021年大会は、3日間に短縮された54ホールでプロ2勝目を飾った。「伸ばし合う展開になると思うので、バーディを獲って優勝を目指したい」と力を込めた。

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中東でのタイトルは、その21年大会以来2年ぶりに手にしたもの。「この2年間は結果が出ていなかったけれど、いろいろと重ねてきた工夫が徐々に実になって久々に優勝できた」と振り返る勝利は、結果に飢えていた24歳にとって価値ある1勝となった。

復調を目指し、昨年の終わりごろから取り組み続けていることがある。「自分で考えながら取り入れた」という試みは、プレー中を含めて日常的に歩くスピードや呼吸を一定に保ち、心拍数の上下を防ぐこと。「ミスをすると、自分の気づかないうちにスピードが速くなりがち。自分のプレー映像を見てもその傾向をすごく感じ、技術だけではないのかな、と思った」という。

効果については「徐々に結果に表れると思う」と期待を込めたが、取り組み始めてから間もなく勝利が舞い込んだのは事実。歴代チャンピオンとして臨む開幕戦で、より自信を深める結果につなげたい。（三重県桑名市／塚田達也）