初出場でキャプテンを務める鈴木亨（大会提供）

◇国内ツアー対抗戦◇Hitachi 3Tours Championship 事前（10日）◇大栄カントリー倶楽部（千葉）◇3625yd（JGTO）、3417yd（PGA）、3261yd（JLPGA）＝9ホール（パー37）

PGA（シニア）チームの鈴木亨が大会前日の公式会見に臨み、「今年のチームはシニアの中では若手が勢揃いしている。しばらく優勝もないので、若い力で優勝したい」と意気込みを語った。

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今季は8月「ファンケルクラシック」でツアー6勝目を挙げた。「ファンケルでの優勝は自分がシニアに入った時から（勝ちたいと）思っていたのでそれを達成できて良かった」と今年一年を評価し、「この3ツアーズに出ることも念願だったので、その2つが叶った良い年」と喜びをかみ締めた。

初出場でキャプテンに就任。「みんなが『鈴木さんが』ということで、成り行きで決まった」と笑って話すが、責任ある立場を引き受けたからにはチームを勝利に導くという強い気持ちを持って戦う。「塚田（好宣）くんはタイ語ができるので（プラヤド・）マークセンと。兼本（貴司）くんは長打力があるので、小技がうまい藤田（寛之）くんと。残った2人ということで深堀（圭一郎）くんと僕で決まりました」とペアリングの意図を説明した。

2018年以来、4年ぶりのシニア勝利へのポイントには「マークセンがしっかり働くこと」と笑みを浮かべる。「今年のシニアは彼の強さが際立った年でしたし、彼にしっかりと最後まで引っ張っていってもらいたい」と期待を込めた。

シーズン終盤に驚異の6連勝を挙げて4度目の賞金王戴冠を果たしたプラヤド・マークセン（タイ）は「他の人にはできないような偉大なことを達成できた実感もあり、良い年でした」と今季を総括。「またここに戻ってこられてプレーできるのはとても楽しみ」。鈴木キャプテンからの大きな期待を背負うエースが、シニアの強さを見せつける。

＜ペアリング＞
◇午前の部（ベストボール方式）
第1組：河本力＆蝉川泰果／藤田寛之＆兼本貴司／稲見萌寧＆堀琴音
第2組：桂川有人＆大西魁斗／深堀圭一郎＆鈴木亨／山下美夢有＆小祝さくら
第3組：比嘉一貴＆星野陸也／プラヤド・マークセン＆塚田好宣／菅沼菜々＆吉田優利

◇午後の部（オルタネート方式）
第1組：大西魁斗＆蝉川泰果／藤田寛之＆兼本貴司／稲見萌寧＆小祝さくら
第2組：星野陸也＆桂川有人／深堀圭一郎＆鈴木亨／吉田優利＆堀琴音
第3組：比嘉一貴＆河本力／プラヤド・マークセン＆塚田好宣／山下美夢有＆菅沼菜々