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ギア計測は頭の整理 星野陸也が思い出す金メダリストからの拍手

◇国内男子◇マイナビABCチャンピオンシップ 3日目(6日)◇ABC GC(兵庫)◇7217yd(パー72)

「10段階で言えば5」だと星野陸也は1Wショットの調子を語る。ABC GCのフェアウェイ幅はタイトだとはいえ、高速グリーン攻略のためには、なんとしてもそこへ置きたくなる。ここ3日間のフェアウェイキープ率は42.86%(18/42、42位)と5割を切る。通算10アンダー、首位と3打差で迎える最終日の課題は明確だ。

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星野自身の理想にはまだ遠いとしても、2週前までは「2か1くらいだった」と振り返るから、まだ光がある。「ZOZOチャンピオンシップ」の最中は「こんなに曲がったのはプロになってから初めて…いや、本格的にゴルフを始めてから…」と絶望感たっぷりだった。林間コースのアコーディア・ゴルフ習志野CCのあるホールで、隣のホールまで曲げたあと、パーを拾って同組のザンダー・シャウフェレから拍手されたほどだ。

「2か1」から「5」に調子を引き上げたのは、オフにした前週の取り組みが大きそう。契約メーカーの助けを得たのに加え、地元茨城で学生時代から通う工房に足を運び、クラブを細かく見直した。調整用の鉛テープを1グラム単位で切るため、小さな糸切ハサミをいつも持ち運ぶ“ギアマニア”。今大会に向けて新しいクラブを握ったわけではないが、頭のなかを整理できたという。

賞金ランキングは3位で、トップの木下稜介と同じスコアから最終日の逆転を狙う。星野は「アドバンテージを取れていない」と相変わらず、ティショットの出来が気になるが、「うまくリカバリーできている。自分を追い込みすぎないように」と、この日のノーボギーでの「67」に胸を張った。

ただ、どうしてもフィニッシュだけが気にかかる。名物パー5の18番。初日は第1打を池に入れてダブルボギー。2日目、3日目もパーどまり。1Wショットが成功すれば「(2打目を)9Iでも打てるかもしれない」とヤーデージブックを見て言う。「最後のお楽しみに…。あしたはバーディ。いや、イーグルで!」。首位から4打差以内に16人。混戦から突き抜けられるか。(兵庫県加東市/桂川洋一)

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