片岡尚之は終盤に競り負けた

◇国内男子◇ブリヂストンオープン 最終日（10日）◇袖ヶ浦カンツリークラブ 袖ヶ浦コース (千葉)◇7119yd（パー71）

片岡尚之はサンデーバックナインで杉山知靖に競り負け、5月「ジャパンプレーヤーズチャンピオンシップ」に続く2勝目を逃した。

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5月の初優勝は4打差9位からの逆転。初めての最終日最終組にも「緊張感をうまく集中力に変えられて、目の前の一打に向き合えた」とプレーは研ぎ澄まされた。後半14番でこの日6個目のバーディを奪い、通算17アンダーとして杉山を捉えた。

悔やまれるのは上がり3ホールで2つあるパー5。16番はフェアウェイからのセカンドが大きく左へ。サブグリーンの奥に外してパーを拾うのが精いっぱいだった。「普通にミスショットです。緊張したとか力が入ったとかじゃなく、普通にミスショット」と繰り返した。

最終18番も右ラフからのセカンドが大きく右に出てボギーフィニッシュ。「ホント、杉山さんがすごくうまかったです。初めて直接対決というか、最終組で優勝争いしながら良いプレーができた。きょうは負けてしまったけど、この経験を生かして次は絶対に勝ちます」。相手を称えつつ、負けん気をのぞかせた。

プロ転向4戦目での初優勝後は持ち味のショットで苦しんできた中、2位タイで2週後「ZOZOチャンピオンシップ」の切符はゲットした。「先週までだったら、（16アンダーは）あり得ないようなスコア。まだまだですけど、ショットが戻りつつある。（ZOZOで）自分の現在地とどれくらい差があるかを知って、今後につなげられるように」とさらなる飛躍を誓った。（千葉市緑区／亀山泰宏）