午後3時ごろ、「今日は8時ごろに寝ます」と早々に引き上げる石川遼

「全英オープン」予選会を翌日に控えた石川遼。4日（月）、この日は午前中に練習ラウンドを行う予定だったが、朝からあいにくの強い雨に見舞われ、「（この天気でラウンドすれば）間違いなく（スイングが）乱れると思います」と中止に。最後の調整機会を逃す形となったが、「前からラウンドをして過ごしてきたので、今日の判断ができました」と、ほぼ1週間前から現地入りし、コースを研究してきたことへのゆとりを感じさせた。

この短い期間で万全の準備を整えた。朝6時台からラウンドし、体が動きにくい状態でのプレーも試した。また、予選会当日と同じ1日36ホールも実施。「2ラウンド目からスイングにブレが出ましたが、疲れはきませんでした」と、体力的に問題がないことも確認した。

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「夢のような舞台に立てるチャンスを、すぐ近くに感じられます。この予選会で（出場権を）獲りにいかないと、叶わないかもしれません。明日は、調子が良くも悪くもバーディを獲りに行く、いつも通りのゴルフをしたいですね」と意気込んだ。目標のバーディ数を聞かれると、「36ホールで10個は取りたい。マンシングの時と同じ目標です」と宣言。石川の名を轟かせた「マンシングウェアオープンKSBカップ」最終日、36ホールで12個のバーディを奪って達成した歴史的勝利が頭をよぎった。

明日は午前8時からのスタートで、36ホールをラウンド。上位4名に海外メジャー「全英オープン」出場権が与えられる。石川のプロ転向後の初競技、そして夢の舞台に立つための長い戦いが、間もなく始まる。