談笑する今田竜二と石川遼。プレーだけでなく石川の礼儀正しさにも言及していた

日本人3人目となる米国ツアー制覇。今や世界で最もホットな日本人プレーヤーが、石川遼の才能に目を奪われた。「初めてというくらい、人のプレーを楽しく見させてもらいました」。

「三井住友VISA太平洋マスターズ」初日、石川と同組でラウンドした今田竜二の口からは、賛辞が止めどなく溢れ出た。「僕はタイガーと何度かラウンドしたことがあるけど、それと同じようなオーラが少し出ていましたね」。日本ツアーを経験せず、14歳で渡米して以降、長年アメリカを主戦場としてきた日本人プレーヤーの言葉だからこそ真実味がある。

「僕の予想をはるかに超えていました。これから5年後、10年後にどうなっているか、楽しみな選手。日本人では世界に一番近い選手だと思います」と続ける今田。「早めに、いろいろな経験を積んで欲しい。日本でプレーするのもいいけど、いろいろな所で経験を積むことも大事」と、自らの経験を思い起こすかのように、早い時期での海外ツアー参戦の必要性を説いていた。