記者会見に臨んだ（左から）ファハド・アルラシードKAECグループCEO、サウジアラビアゴルフ協会のヤシル・アルルマヤン会長、欧州ツアー...

サウジアラビア西部、紅海沿岸にあるロイヤルグリーンズG&CCがグランドオープンを迎えた28日、サウジアラビアゴルフ協会は2019年1月から同国初となる欧州ツアーイベントを同コースで行うことを発表した。

キングアブドゥッラー・エコノミックシティー（KAEC）と呼ばれる新興開発地の一角に作られたロイヤルグリーンズG&CCは、18ホールのチャンピオンシップコースと広大な練習場、ラグジュアリーなクラブハウスも兼ね備えた豪華施設。

来年行われる第1回大会には、世界ランク1位のダスティン・ジョンソン、マスターズチャンピオンのパトリック・リードらが早くも出場を約束している。

紅海沿岸にあるロイヤルグリーンズG&CC。連日吹き付ける強風も攻略への大きな要素だ

正式な大会名や賞金額、スポンサーなどは数週間以内に発表される予定だが、これにより1月から2月にかけて、アブダビ、ドバイと続くUAE2試合にサウジアラビアでの大会が加わり、中東デザートスイングが強化されることになる。

サウジアラビアゴルフ協会のヤシル・アルルマヤン会長は「我々は（サウジアラビア）王国でのゴルフの発展を加速させるという野心的な計画を抱いており、特にジュニアと家族がその対象になる。今大会はその計画において重要な役割を果たすだろう。また、コースや設備、豊かな文化遺産やビジネス環境といったサウジアラビアが持つ多くの資産を世界に対して示す重要なプラットフォームになる」と、大会への大きな期待を表明した。（サウジアラビア・KAEC／今岡涼太）