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ヨーロピアンツアーデスティネーションコース紹介 ロンドンGC

2020/07/01 13:30

ロンドンGCはケントの丘陵地帯ノースダウンズの嶺にかけて広がる名門コースであり、ヨーロピアンツアーデスティネーション最初のコースでもある。ジャック・ニクラスと彼のチームにより設計され、1994年に開場したロンドンGCは、ザ・ヘリテージ、そしてザ・インターナショナルの2つのチャンピオンシップコースから成り、1年を通じてコンディションとスピードが維持される秀逸なグリーンで知られる。

ロンドンGCはこれまでツアーの重要な大会を開催した実績を持っており、2008年と2009年に「ヨーロピアンオープン」、そして2014年に「ボルボ世界マッチプレー」といずれもヨーロピアンツアーの大会が開催されたほか、2018年と2019年には「ステイシュアPGAシニア選手権」が開催された。

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コース概要

7802yd(パー72)のザ・ヘリテージは、ドラマ性に富んだティショットと、深いバンカーやウォーターハザードに守られたグリーンにより、ショットの精度が最重要となるコース。印象深く挑戦欲を掻き立てられるパー4の最終ホールが待ち構えており、このドッグレッグのホールは左がウォーターハザード、右が木々で守られており、グリーンは砲台になっている。また、11番(パー3)は、アンディ・サリバンによる“エースを狙え”チャレンジの舞台にもなった。

一方、7005ヤード(パー72)のザ・インターナショナルは、ショットのリスク&リワードで知られるコースである。巧みに配され起伏に富んだフェアウェイに加え、長いパー3の8番や12番に顕著な池越えのティショットなど、正確なクラブ選択とコースマネジメントが必要とされるところだ。2019年には、バンカーの統一性と豪雨への耐性向上のため、大規模なコース改修が行われ、新しい排水システムの導入に加え、バンカーの砂利や砂が一新された。

ツアー開催の常連コース

ロンドンGCはこれまで度々、ツアーの名勝負を演出することで、ヨーロピアンツアーにとって心に残る勝負の地であることを証明している。ロス・フィッシャーがツアー2勝目を挙げた2008年の「ヨーロピアンオープン」もその一つであり、このとき、フィッシャーはザ・ヘリテージのタフな最終ホールを劇的なショットでホールアウトしている。ワールドクラスのフィールドが集結するなか、初日にコースレコードの「63」をマークした地元イングランドのフィッシャーは、日曜の難しいコンディションを物ともせず、最後はガードバンカーからのチップインでホールアウトし、2位のセルヒオ・ガルシアに7打差をつけて優勝を遂げた。

同大会はその翌年も同コースにてスター揃いのフィールド(ガルシア、ロリー・マキロイマルティン・カイマーリー・ウェストウッドらが出場)で開催され、再び最終ホールがドラマを演出した。大会は週末を通し、目まぐるしく首位の入れ替わる展開となるなか、最後まで接戦となった。結局、アルバロ・キロススティーブ・ウェブスターがその週の最難関ホールとなった18番でティショットをギャラリーに打ち込んでスコアを落としたことで、当時39歳のクリスチャン・セバエルが1打差の勝利をものにした。

さらに2014年にはザ・インターナショナルにて「ボルボ世界マッチプレー」が開催され、決勝でヘンリック・ステンソンを3&1で下したミッコ・イロネンは、コースを称賛した。「ロンドンGCは全てにおいて一流。完璧なコースであり、先週はすべてが上手く行った」。「最初は雨で難しかったけれど、スタッフの素晴らしい仕事で、コースは迅速に準備された。グリーンはこれ以上ない完璧な仕上がりで、間違いなく僕らが1年を通してプレーするコースの中でも最高の状態だった」。

その後、ザ・インターナショナルでは2018年と2019年に「ステイシュアPGAシニア選手権」が開催され、それぞれフィリップ・ゴールディングとフィリップ・プライスが優勝したほか、「全英オープン」の地区予選も数回開催されている。

ヨーロピアンツアーデスティネーションとは?

ヨーロピアンツアーデスティネーションとは、欧州、中東、アジア、そしてアフリカにあるワールドクラスのゴルフコースで構成される成長著しいネットワーク。各コースはヨーロピアンツアーと緊密な関係にあり、各地域を代表する格式高いゴルフ及びライフスタイルのリゾート施設となっている。

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