圧巻の12バーディ（Andy Lyons/Getty Images)

◇米国シニア◇三菱電機選手権 2日目（21日）◇フアラライGC (ハワイ州）◇7053yd（パー72）

ハワイで行われている米国シニアツアー（PGAツアー チャンピオンズ）2023年シーズン開幕戦の第2ラウンド。スティーブ・ストリッカーが2度の4連続を含む12バーディ、ノーボギーの「60」をたたき出し、通算16アンダーの単独首位に浮上した。

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1、2番を連続バーディで滑り出すと、パーとした3番をはさんで4番から怒とうの4連続バーディを奪取。後半も勢いは止まらず、12番からの4連続を含む6バーディを奪ってリーダーボードを駆け上がった。「いい日だった。特別なラウンドだった。良いスタートが切れた」

ビッグスコアの理由を「きょうは8アンダーで回らなければならないと思っていた。だから、アグレッシブに攻めて、いくつかのチャンスを生かそうというのが僕のマインドセットだった」と自己分析。「全体的に見ればきょうはいいプレーをしなければならないというメンタリティがあっただけ。それができただけでもうれしいよ」と納得の表情を見せた。

2017年にシニアツアーに初出場を果たし、これまでの5年でメジャー4勝を含むツアー11勝を重ねてきた55歳のベテラン。参戦7年目となる今年も「新しいシーズンを迎えて、また自分がやってきたことが正しいのかをトーナメントで確かめながらやっている」と初心を忘れずに戦い続ける。

12勝目がかかる最終日に向け「いい位置につけている。天気もいいし、コースもいいし、コンディションもいい。すべてが終わるまで誰にも結果はわからない。あしたもまた厳しい戦いになるだろうから、いい数字を残さなければならない」と気を引き締め直した。