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ゴルフ場がマスク寄贈「地元に恩返しができれば」

広島県の高宮カントリークラブが、運営しているリージャスクレストゴルフクラブのある安芸高田市に3枚入りマスク、3335セット(合計1万5枚)を寄贈。新型コロナウイルス感染拡大の影響が続くなか、地元密着のゴルフ場として社会貢献に尽力している。

同CCが市に寄贈したのは24日。マスクの入手が困難な最中、「困っている時に助け合うことが大事」(同CC)と、同日からゴルフ場のプレー客にも1セットずつ無料で配布しており、先着で1000人(合計3000枚)に達するまで続ける予定という。

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澤畑道信社長はそのきっかけを「はじめは社員たちの分を何とかできないかなと思って」といい、約50人の従業員のために自らの人脈を使ってマスクの入手経路を模索。たまたま同ゴルフ場にプレーのため訪れていた、中国で会社を経営する友人のつてで入手できることがわかり、「それだったら社員だけでなく、お客様にも配ろう」と、1万3000枚超のマスクを購入したのだという。

市に寄贈した分は翌日から市内の医療・福祉施設や教育現場等に配布され、「きのうも介護施設からお礼のお電話をいただきまして、とてもうれしく思っています」と話し、ゴルフ場のプレー客についても「皆さん喜んでくれています」と声を弾ませた。

現在ゴルフ場は主にスループレー、食事なしのスタイルで営業している。「非常に厳しいです。(客の入りは)半分近くまで落ちている」と経営状況は芳しくない。「このゴルフ場は開場して27年になるのですが、たくさんの地元のお客様に利用していただいて育ってきております。そういった方々に少しでも恩返しができればという思いがあります」と胸の内を明かした。

同CCは、3月には学校閉鎖中の小中学生にゴルフ場のスペースを開放するなど、コロナ禍の中、いち早く地域貢献に取り組んでいる。(編集部・柴田雄平)

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