ウィが単独首位 6差7位に横峯さくら 16歳アマが日本人最年少予選通過
◇米国女子◇全米女子オープン 2日目◇パインハーストNo.2(ノースカロライナ州)◇6,296ヤード(パー70)
雷雲接近による影響で日没サスペンデッドとなっていた第1ラウンドの前日未消化分から再開し、この2日目に第2ラウンドを完了。ミッシェル・ウィが「68」をマークし、通算4アンダーの単独首位に浮上した。
ウィは出だし1番でボギーを叩いたがその後、8番からの2連続を含む3バーディを奪った。今季は1勝を含むトップ10入り8度と好調。初のメジャータイトルを狙うにあたり「週末もできるだけ積極的に行きたい。フェアウェイからの5番アイアンでのショットよりも、荒地からのウェッジの方がグリーンを捕えやすいに決まってるわ」と、持ち前のパワーを活かした攻めでコースをねじ伏せる作戦だ。
一方、3打差ながら2位につけたのは、4月の「クラフトナビスコ選手権」を制しメジャー連勝を狙うレクシー・トンプソン。ウィとは同大会で最終日最終組の直接対決。いずれも“天才少女”の系譜を踏む2人が、再び激しく火花を散らす。
通算イーブンパーの3位タイにはアマチュアのミンジー・リー(オーストラリア)、エイミー・ヤン(韓国)、ステーシー・ルイスの3選手。そして横峯さくらが初日4オーバーから「68」をマークし、通算2オーバーとして7位タイへ急浮上。ウィとは6打差で決勝ラウンドへと駒を進めた。
その他の日本勢は、成田美寿々が通算6オーバー28位タイ、通算8オーバー50位タイの森田理香子が通算9オーバーの50位タイ。さらに通算9オーバー57位タイでアマチュアの16歳、橋本千里が日本人史上最年少での予選通過記録を更新した。
渡邉彩香(10オーバー)、有村智恵(11オーバー)、吉田弓美子、上原彩子(以上12オーバー)、宮里藍、穴井詩、城間絵梨(以上13オーバー)、宮里美香(17オーバー)は予選落ちとなった。