強風にも負けずスコアを伸ばし首位タイに浮上したミッシェル・ウィ（Andy Lyons/Getty Images）

ハワイにあるタートルベイリゾートで行われている米国女子ツアー開幕戦の「SBSオープンatタートルベイ」の2日目、この日は一日中強い風が吹き続け、時折シャワーにも見舞われる、ハワイ特有の厳しいコンディションとなった。

この試合がLPGAメンバーとしてのデビュー戦となる地元・ハワイ出身のミシェル・ウィ。多くのギャラリーを引き連れ、初日2位タイの好スタートを切ったが、この日はパットが冴え渡る。スタートホールの10番で12mを沈めると、2番で9m、4番でも12mのバーディパットを決めるなど、4バーディ2ボギーの「70」でラウンド。通算8アンダーへとスコアを伸ばし、アンジェラ・スタンフォードと並び、首位タイに浮上した。

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この風の中で心掛けたことは、「忍耐」だというウィ。「そして、貪欲になりすぎないこと」と、無理にピンを狙わない作戦が奏功した。「過去のことはすべて忘れたわ。シーズンが開幕して、私の新しいキャリアが始まった感じ」と、新たな出発点で最高のスタートを見せている。

首位の2人に1打差の通算7アンダーで続くのは、昨年の雪辱を期すアンジェラ・パーク（ブラジル）。通算5アンダーの単独4位に上田桃子がつけている。昨年に続いての最終組には入れなかったが、相性の良いコースで上田の米ツアー初優勝に期待が集まる。

宮里藍は、一時は5アンダーまでスコアを伸ばしたものの、後半崩れて通算2アンダーの9位タイ。今大会が米ツアーデビュー戦となる、大山志保と宮里美香は、この日は共にスコアを落したが、通算6オーバーで、ギリギリ予選通過を果たしている。