M.プレッセルら首位発進! 宮里藍、上原、佐伯が3打差で追う
◇米国女子◇全英リコー女子オープン 初日◇セントアンドリュース オールドコース(スコットランド)◇6,672ヤード(パー72)
日中を通して穏やかな晴天に恵まれ、約半数の73名がアンダーパーをマーク。“全英”らしからぬスコアの伸ばし合いが演じられた中、モーガン・プレッセルとカミラ・レナート(スウェーデン)が「66」をマークし、首位に並び立つ絶好のスタートを切った。
9名が出場している日本勢は、明暗が分かれる滑り出しとなった。宮里藍と上原彩子、前回セントアンドリュースで開催された07年大会で7位タイに入った佐伯三貴が「69」で回り、3アンダーの18位タイと上々のスタート。2アンダーの38位タイに、比嘉真美子とホステスプロの森田理香子が続く。一方で、横峯さくらと宮里美香は2オーバー104タイ、上田桃子と有村智恵は3オーバーの120位タイと大きく出遅れた。
上位は混戦模様。5アンダーの3位タイに、ステーシー・ルイス、ニコール・カストラルのほか、全美貞、チェ・ナヨン、チ・ウンヒの韓国勢を交えた7名がグループを形成。さらに1打差の4アンダー10位タイに、ホステスプロのポーラ・クリーマー、リゼット・サラス、アマチュアのジョージア・ホール(イングランド)ほか7名が続いている。
男女を通じて初の同一シーズンメジャー4連勝がかかる朴仁妃(韓国)は、3アンダーと無難な滑り出し。昨年大会覇者の申智愛(韓国)は1アンダーの54位タイで初日を終えている。
<モーガン・プレッセル「ソルハイムカップのことは考えない」>
欧州選抜対米国選抜のチーム対抗戦「ソルハイムカップ」は、女子版の「ライダーカップ」。今年の開催はあと2週間後に迫っている。各チーム12名ずつが出場するが、モーガン・プレッセルは現在米国チームのランキングで12番目。ギリギリの位置につけている。
「これまで3回出場したけど、絶対に出場したい。それはいつも考えている。でも同時に、今週はそのことを考えないようにしているの。いつでも考えてしまうから、自分のゲームに集中する。そうすれば、きっとメンバーになれると思うから」。
自身2度目のメジャー制覇は、確実にもうひとつの目標にも繋がっている。モーガンのモチベーションと集中力は、とてつもなく高そうだ。