2013年 全英リコー女子オープン

M.プレッセルら首位発進! 宮里藍、上原、佐伯が3打差で追う

2013/08/02 04:40
07年に「クラフトナビスコ選手権」を制しているモーガン・プレッセル。とはいえ、08年以降優勝からは遠ざかっている

◇米国女子◇全英リコー女子オープン 初日◇セントアンドリュース オールドコース(スコットランド)◇6,672ヤード(パー72)

日中を通して穏やかな晴天に恵まれ、約半数の73名がアンダーパーをマーク。“全英”らしからぬスコアの伸ばし合いが演じられた中、モーガン・プレッセルとカミラ・レナート(スウェーデン)が「66」をマークし、首位に並び立つ絶好のスタートを切った。

9名が出場している日本勢は、明暗が分かれる滑り出しとなった。宮里藍上原彩子、前回セントアンドリュースで開催された07年大会で7位タイに入った佐伯三貴が「69」で回り、3アンダーの18位タイと上々のスタート。2アンダーの38位タイに、比嘉真美子とホステスプロの森田理香子が続く。一方で、横峯さくら宮里美香は2オーバー104タイ、上田桃子有村智恵は3オーバーの120位タイと大きく出遅れた。

上位は混戦模様。5アンダーの3位タイに、ステーシー・ルイス、ニコール・カストラルのほか、全美貞チェ・ナヨンチ・ウンヒの韓国勢を交えた7名がグループを形成。さらに1打差の4アンダー10位タイに、ホステスプロのポーラ・クリーマーリゼット・サラス、アマチュアのジョージア・ホール(イングランド)ほか7名が続いている。

男女を通じて初の同一シーズンメジャー4連勝がかかる朴仁妃(韓国)は、3アンダーと無難な滑り出し。昨年大会覇者の申智愛(韓国)は1アンダーの54位タイで初日を終えている。

モーガン・プレッセル「ソルハイムカップのことは考えない」>

欧州選抜対米国選抜のチーム対抗戦「ソルハイムカップ」は、女子版の「ライダーカップ」。今年の開催はあと2週間後に迫っている。各チーム12名ずつが出場するが、モーガン・プレッセルは現在米国チームのランキングで12番目。ギリギリの位置につけている。

「これまで3回出場したけど、絶対に出場したい。それはいつも考えている。でも同時に、今週はそのことを考えないようにしているの。いつでも考えてしまうから、自分のゲームに集中する。そうすれば、きっとメンバーになれると思うから」。

自身2度目のメジャー制覇は、確実にもうひとつの目標にも繋がっている。モーガンのモチベーションと集中力は、とてつもなく高そうだ。

ちょっとでもトップしたら壁に激突。スライスしてもOBです
最難関の17番ホール、マシューはバーディ、プレッセルはナイスパーセーブ。で、お祝いに!
早朝からの雨は午後には止み、夕方には日が差した
6時30分に第1組でスタートした森田のスコアボードには、まだ名前が用意されていなかった
イギリスのソフトクリームは、ほんとにソフトでおいしいです。何歳になっても美味しいものは美味しい
ゴルフの聖地に映えるボーダーパンツ
大きく右に曲げたボールは、フェアウェイに残った?いえ、ここは次のホールのティーグラウンドです
16番で長いバーディパットを決め、4アンダー10位タイでスタート
13番、ポットバンカーからの第2打はあごに当たってバンカーへ逆戻り。ここでダブルボギーを喫す
早々とラウンドを終えたモーガンは、夕方こんな姿になって試合を観戦
17番で見事なパーセーブをしガッツポーズ。5アンダー3位タイ
雨で濡れた芝にはピンフラッグも付けたくない
奥の壁は、絶好の観戦席だ
あまり成績は良くなかったが、17番のバーディパットで笑顔が見えた
ラフの芝についた雨粒。カメラマンはこの中を歩くので、すぐにシューズがビショビショだ
初日から隣接するビーチに大きな気球が揚げられた
ヘッドカバーのワンちゃんも濡れたらかわいそう?
雨の日は、レインギアを着たり脱いだり、傘を差したり。その合間を縫って食事も
18番のフェアウェイを横切る道路に水溜りができた。でも、地面は硬い
ほんのちょっと右に転がったら、ポットバンカーの底へ

2013年 全英リコー女子オープン