アラバマ州にあるロバート・トレント・ジョーンズ・ゴルフトレイルのマグノリアグローブスクロッシングコースで行われている、米国女子ツアー「モービルLPGAトーナメントofチャンピオンズ」の最終日。ドロシー・デラシンとハン・ヒーウォンといった若手2人が大会を盛り上げている今大会。勝負の行方はプレーオフにまでもつれる大激戦となった。

5アンダーのトップでスタートしたデラシンは、1番、3番とバーディを奪って、2位のハンとの差を広げた。一方、1打差で追うハンは、スコアに伸び悩み苦しい展開が続いた。

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しかし、後半9ホールに入るとハンが怒涛の追い上げを見せる。13番、14番で連続バーディを奪うなど後半で4ストローク伸ばし、デラシンにプレッシャーをかけた。対するデラシンは、10番ホール以降、カップに嫌われバーディを奪うことができず、両者8アンダーのままホールアウト。勝負はプレーオフに持ち越された。

追いつかれたデラシンだが、プレーオフ1ホール目、2打目をピン奥3メートルにつけるスーパーショット。下りのバーディパットを流し込み、2001年「サムソン世界選手権」以来、2年ぶりの勝利を収めた。

そのほか通算イーブンパーの7位からスタートしたローラ・デービースは、バーディを量産。トップには届かなかったものの、この日のベストスコア「65」をマーク、3位でフィニッシュした。デービースは、次々週に日本男子ツアー「カシオワールドオープン」に出場することになっている。男子の試合で彼女はどんなプレーを見せてくれるのか注目したい。