藍&美香が3位タイ発進! 首位にR.ソヨンら2人
◇米国女子◇全英リコー女子オープン 初日◇ロイヤルリバプールGC(英国)◇6,657ヤード(パー72)
英国特有の変動が激しい天候は影を潜め、日中を通して晴天に恵まれた初日。韓国のリュー・ソヨンとカン・ハエジがともに2アンダーでホールアウトし、混戦を一歩抜け出す首位タイで初日を終えた。
メジャー初勝利への期待がかかる宮里藍と宮里美香は、ともに1アンダーの3位タイに入る上々の滑り出し。同グループはカリー・ウェブ(オーストラリア)、申智愛(韓国)、アマチュアのチャーリー・ハル(イングランド)ら9人が集団を形成している。
大会3連覇がかかるヤニ・ツェン(台湾)はイーブンパーと無難なスタート。今大会注目アマチュアの15歳、リディア・コー(ニュージーランド)、一ノ瀬優希らと並び12位タイにつけている。日本勢では、若林舞衣子が1オーバー29位タイ、大江香織が2オーバー42位タイ。以下、原江里菜が3オーバー、木戸愛が4オーバー。上田桃子は8オーバー、予選会から出場の上野藍子は10オーバーと大きく出遅れている。
<宮里美香が魅せた!上がり4ホールで3バーディ>
大会初日、穏やかな午前中から徐々に風の吹き始めた午後。12時ちょうどにティオフした宮里美香は、得意のパンチショットとコントロールショットで、狭いリンクスコースを攻略していった。
序盤は、バーディとボギーが交互に来る展開。海側に出る12番、14番でボギーを叩き2オーバーまで後退したが、そこからが見せ場だった。15番(パー3)では、フォローの風の中、8Iであわやホールインワンというショットで1mにつけてバーディ奪取。続く16番(パー5)は、6mのパットを沈めて連続バーディとし、最終18番(パー5)もレイアップした3打目、残り65ヤードを4mにつけてバーディで締めくくった。
「ショットは悪くなくて、逆に良すぎて風に負けず、真っすぐバンカーに入ってボギーということが多かった。でもショットが良かった分、パターもイメージ通りに打つことができました」と宮里。チェ・ナヨン、モーガン・プレッセルというメジャーチャンピオンと同組で回りながら、2人を上回るスコアで初日を終えた。「明日は違うコースになるかもしれないので、気持ちは切り替わっています」。まだ、宮里の中では初日が終わっただけだ。