藤井かすみ・芳賀ゆきよが70で首位タイ
2000年最初の女子メジャーが開幕した。今季からは、研修生らプロを目指すものに対して門戸が開かれた。昨年の最終プロテスト受験者にも予選会からの出場資格を与え、片山晋呉の妹・真理ら12人が通過し女子プロゴルファー日本一決定戦に参戦する。
初日首位としたのは、芳賀ゆきよ・藤井かすみの2人。アンダーで回ったのは3人だけだったが、1アンダー3位にはアマチュアながら古閑美保が健闘を見せている。森まゆみ・久保樹乃・中島千尋・島袋美幸が4位に並んだ。中野晶と出場3連勝を狙う不動裕理は1オーバー8位とまずまずのスタート。
「今日はショットが良くて、バーディチャンスが結構ありました」と藤井かすみ。ティショットの3分の1はラフへ行ったが、曲がらない。先週の2日目辺りから調子がいい。「これという理由はないですけど、波的にね」
暖かくなりヘッドが遅れるようになったため、ドライバーは換えている。今日の70はどうしようもないシーンが少なくてすんだからという。「左に行くショットもなかったし、明日はこの調子でどうしようもないことを少なくしてプレーしたいですね。あと3日間踏みとどまって、ちょっと粘ってみたいなと思います」
芳賀ゆきよは「よく我慢できたと思います。13番のダボになりそうだったのがボギーで抑えられたりして・・・」 振り切ることだけを考えてプレーした。意識したわけではないが、一緒に回った古閑のゴルフを見て「自分もあれくらい思い切りよく出来たら」と思いながら回っていた。「気持ちを切り換えて、明日が初日だと思って頑張ります」
古閑美保は、以前は予選を通過できればいいという気持ちだったが、最近はトップを意識するようになってきた。「前のままの意識でいると、予選を通っただけで終わってしまうんで。不動さんみたいに淡々とプレーできるようになりたいです」