ドイツのゴルフクラブミュンヘンで開催されている、2003年欧州ツアー第31戦『BMWインターナショナルオープン』の2日目。初日と同じように好スコアが続出し、上位陣は順調にスコアを伸ばしている。

初日10アンダーの「62」をマークしたフランスのラファエル・ジャクリンは、6番パー5でイーグルを奪ったものの、それ以外は3バーディ、2ボギーと伸び悩み通算13アンダーで2位に後退してしまった。

＜＜　下に続く　＞＞

ジャクリンに代わって首位に踊り出たのは、7アンダー6位からスタートしたスウェーデンのロバート・カールソンだった。ジャクリンの奪った6番にとどまらず、11番パー5でもイーグルを奪うなど、この日8ストローク伸ばしている。

首位と3打差の12アンダーにはイングランドのゲーリー・エマーソンと、スウェーデンのピーター・ヘドブロムの2人が並んでいる。初日2位につけていたデンマークのトーマス・ビヨーンは、スコアを2つしか伸ばせず通算10アンダーで7位に後退してしまった。

今週はドイツでの開催ということで、地元の第一人者ベルンハルト・ランガーも気合いが入っていた。初日5アンダー14位とまずまずのスタートを切ったのだが、この日はイーブンパ-でスコアを伸ばせず39位まで下がってしまった。

地元ドイツ勢で最上位につけているのは、初日2位発進のマルセル・シェム。この日も7つのバーディを量産したのだが、9番パー5で痛恨のダブルボギーを叩くなど大味なゴルフを見せ、10アンダー7位となっている。

地元の期待を集めるアレックス・チェイカは、アーニー・エルス、ジョン・デーリーというビッグネームに囲まれてのラウンドだった。初日は3アンダーと静かなゴルフだったが、この日は6バーディを奪い13位まで浮上してきた。

ちなみに、エルスは1ストロークしか伸ばせず5アンダーで39位。ジョン・デーリーは、バーディを4つ奪ったが、ボギー、ダブルボギー、さらにトリプルボギーも1つ出しスコアを2つ落としてしまった。通算イーブンパーは、予選カットラインに2打届かず姿を消すことになってしまった。