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石川遼

遼、逆転賞金王へ!7バーディで首位タイに浮上

「三井住友VISA太平洋マスターズ」3日目、首位と4打差の8位タイからスタートした石川遼は、序盤からギャラリーを魅了するバーディラッシュを披露した。

2番で1.5mを沈めたのを皮切りに、続く3番では3m、5番5m、6番パー5では2オンに成功して5mを2パット。8番では、「ショット的にはミスショット。ちょっと薄めでした」という第2打をピン右手前のカラーまで運ぶと、そこから10ヤードをSWで直接沈めるチップインバーディ。さらに続く9番では、グリーン手前のバンカーから、またも直接カップに沈め、前半を8パットの「30」、6つスコアを伸ばして通算8アンダーとし単独首位に浮上した。

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「ちょっと出来過ぎかな」と振り返った石川。改造中のスイングは、まだ本人の納得いくレベルには達していないが、「アプローチとパットが良ければこういうスコアが出るという感じですね」と、笑顔を浮かべた。

「15番まではショットは良くなかったけど7つスコアを伸ばすことが出来て、16番から18番までは内容は好きだけどパープレー。これがゴルフですね」と石川。後半は1バーディに終わったが、16番でショットの修正に成功すると、17番のティショット、18番の第2打と、「ほんの少し左に出てフェードして戻ってくる」という理想の球筋を打つ事が出来、明日に繋がる手応えを掴んだという。

練習場では出来ても、コース場で同じスイングを続けられないことが現時点での課題だが、「そう遠くはない」と石川も自信を見せる。「今までと違う雰囲気の中だからこそ、その中で練習場通りのプレーをしたい」と最終日へ向けても、まずは自分のやるべきことに集中する。その先に見えるのは、逆転での2年連続賞金王への道だが、「それは百も承知です。勝つことが大事なのは、僕が一番分かっています」と、きっぱりと言い切った。

2010年 三井住友VISA太平洋マスターズ



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