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石川遼

遼、ピンチをしのいで最後はイーグル締め!

「ブリヂストンオープン」初日、10番ティからスタートした石川遼は、序盤から耐えるゴルフを強いられる。「ドライバーは思い切りスイングができていたし、飛距離も出ていた」というものの、セカンドの距離感が合わずにピンに絡められず、飛距離のアドバンテージを活かしきれない。

「セカンドをSWで打っても4、5メートルにしかつかず、距離感に自信を持てなかった。距離感、方向性に確信を持てずに打っていた」。12番でボギー、13番のバーディを挟み14番でもボギーを叩き、「朝からバーディチャンスにつけられなかったことが大きい」と、リズムに乗り切れない。15番と16番では、連続してティショットを右に曲げて林に打ち込むピンチを迎えるが、辛くもパーで凌ぐ。さらに18番パー5では、2打目を右に曲げてグリーン手前の池へ。この大ピンチも「ほぼ思い通りに打てた」というウォーターショットで見事に切り抜け、パーをセーブ、苦しみながらも1オーバーで折り返す。

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後半も伸び悩む展開が続いたが、1オーバーのままで迎えた最終9番。残り261ヤードの2打目を3Wで打ち、グリーン奥6メートルに2オン。これを沈めてイーグルフィニッシュとし、最後の最後に見せ場を作った。この日1イーグル、2バーディ、3ボギーの「71」とし、1アンダーの32位タイに浮上して初日を終えた。

「9番で何とかバーディを獲ってゼロ(イーブン)にしたいと思っていたら、オマケで入ってくれましたね。アンダーパーで回った気持ちがしません」。特にピンチの連続だった前半を1オーバーで踏みとどまったことが、最終ホールのイーグル、そしてアンダーパーフィニッシュへと繋がった。先週の「日本オープン」では珍しく怒りをあらわにしたギャラリーのマナーに対しては、ウォーターショットのアドレスをとった時にウェッジでギャラリー方向を指し「携帯(の撮影)はやめてください!」と注意する一幕もあったが、「今シーズンで一番(マナーが)良いと思います。ものすごく集中できました」と問題は無かった様子。首位とは5打差で迎える2日目、まずは前半で流れを掴めるかがポイントとなりそうだ。

2009年 ブリヂストンオープンゴルフトーナメント



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