プロアマ18ホールだけのラウンドでメジャー大会へと挑む有村智恵

自身初のメジャータイトル獲得を目指す有村智恵だが、メジャー大会となった08年以降の「ワールドレディスサロンパス杯」では、いまだにトップ10入りを果たせていない。昨年は前週大会を3位タイで終え、そのままの勢いで3日目を終えて5位タイと優勝争いに絡んだが、最終日に「78」を叩いて失速した。

「正直、まだ正しい過ごし方が分からないです」と有村はメジャーの4日間の戦い方について首をかしげる。「去年は前週に調子が上がってきて、月・火と途切れることなく練習したら、最終日に息切れして気持ちが持たないゴルフになってしまった。あのゴルフをしてしまうなら、月・火の過ごし方を反省しようと思った」。前週優勝で迎えた今年は、月曜日は完全オフ、火曜日はクラブを握らずにトレーニングと、昨年とパターンを変えて臨んだ。

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開幕を翌日に控えた2日の水曜日、プロアマで18ホールをラウンドした有村は、「あまり悪くはなかったです」と、3日ぶりのプレーにも違和感を抱かなかった。むしろ、「ゴルフの調子が良くなってきたからこそ、体の状態がよければ良いパフォーマンスができる。先週戦って、何も考えずにスイングしても良いショットができる体ができてきた」と、自身の好調さを確かめる1日となった。

「練習ラウンドをしていない不安はないです」と意気込む有村。試行錯誤の中で迎える今年のメジャー初戦、新たな取り組みがどんな結果を生むのか、明日からの4日間でその答えが出る。（茨城県つくばみらい市／今岡涼太）