軽めの調整に切り替えた有村智恵だが、パッティングの調整には2時間以上時間をかけた

今季開幕から3試合を欠場した有村智恵が、第4戦から3試合に出場後、先週は休養のために欠場した。そして、1週間実家の熊本と現在拠点としている東京でリフレッシュして「サイバーエージェントレディス」に出場を果たす。

「先週の初めは熊本でのんびりして、その後は東京で映画を見たりトレーニングをしたりという感じで過ごしていました」と話す有村だが、今週に入って月曜日ぐらいから風邪の症状が出始めてしまった。

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大会前日は指定練習日で、有村は10時6分に10番ティから練習ラウンドを行う予定にしていた。しかし、この日は朝から雨模様となったこともあり、体調も芳しくないと判断した有村は、予定をキャンセルして軽い調整を行うことに切り替えた。

アプローチ練習場では、ラフからのロブショットを何回も繰り返す有村。「私はアプローチの練習であのようなロブを打って自分の調子を確認しています。今日の感じはすごく良かったので、ショットも良くなっていると実感できました」。ロブの精度で調子が分かるという独自のバロメーターを持っている有村。その後は休憩を挟みながら長時間パッティングの調整を行った。

「毎年、この大会ぐらいからショットの調子も良くなっていて、いつも優勝争いに絡むところまでは行くのですが、あと一歩なんですよね。なので、今年はその一歩を踏み出して優勝争いから優勝へと進めたらよいと思っています」。一週間のリフレッシュで、風邪気味ということを除けば、万全の状態に近いという有村が、今季初勝利を目指して初日を迎える。（千葉県市原市／本橋英治）