手首は順調に回復している様子の有村智恵。今後は練習量も増やしていく予定だ

兵庫県のマスターズGCで開催されている「マスターズGCレディース」の最終日。連日のオーバーパーで上位争いから脱落した有村智恵は、通算2オーバーの23位タイからスタートを切った。

2番でボギーを先行させたものの、その後は3つのバーディを奪い、今週初めてのアンダーパーとなる「71」をマーク。通算1オーバーの13位タイに浮上してホールアウトし、「内容はどんどん良くなっている。あとはパットの修正次第だと思います」と、ようやく表情を和らげた。

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8月に痛めた左手首も回復に向かっており、これまで抑えていた練習量も徐々に増やせる見込みだという。「手首や体、ゴルフの状態は良くなっています。私は練習をして自信をつけていくタイプ。気の済むまで練習をして、この2、3週間の不安を取り除いていきたい」。練習がしたくてもできないジレンマから解放される喜びもあるのだろう、言葉にも覇気がこもっていた。

次戦は、ホステスプロとして迎える「樋口久子 森永製菓ウイダーレディス」。シーズン開幕前から「優勝を狙いたい」と口にしていた大一番に向け、「やっぱり他の試合とは違う気持ちがある。優勝を目指して頑張りたい」と改めて自らに言い聞かせた。（兵庫県三木市／塚田達也）